料理(幼馴染)
今私は、幼馴染の女の子と隣同士で、料理を教えてもらっています。
私料理できないですけど、幼馴染に手料理食べてほしくて、そのためにまずは料理を教えてもらおうということになり、今の状況です。
「これを切ればいいの?」
なんでも聞いてと言われていたので、私はそんな初歩から質問をしていきます。
すると幼馴染は「うん」とうなずいたので、私は野菜に包丁を入れます。
「ちょっとまってー!」
普通に切り始めたはずなのに、幼馴染は私を止めます。
そしてそのまま注意を始めました。
「包丁を持ってない方の手は、猫の手にしないとケガしちゃうよ」
そう言うと幼馴染は、片手を猫の手の形にして私に、見本を見してくれた。
一旦包丁を置き、私も幼馴染の真似をしてみる。両手で猫の手を作って幼馴染に向かって、上目遣いで言います。
「にゃんにゃん」
すると幼馴染は照れるわけでもなく、私の頭に勢いよくチョップをしました。
照れ隠しなのかもしれませんけど。
「真面目にやれ!」
怒られました。幼馴染は怒ると怖いです。
だから私はすぐに料理を再開しました。
多少チョップのされたところが、ジンジンしますがそんなのは、気にせず料理をしていきます。
そしてもう料理も終盤というところで、私はちょっと油断していたのでしょう。ケガをしてしまいました。
「痛っ」
人差し指から血が垂れています。
ここで普通ならすぐに消毒して、絆創膏なりなんなりで血を止めないといけないですけど、私達幼馴染の間には変なルールがあります。
それはどちらかがケガをした場合、もう片方が舐められる場所であれば一回舐めてから、絆創膏を貼るという変なルールがあります。
昔からのルール。
これをするとしないとじゃ、ケガの治りが明らかに違います。
でも最近はやっぱり少し恥ずかしくなってきました。
するとやっぱり幼馴染の恥ずかしいのか、少しためらいながらも、私の人差し指を掴むとそのまま幼馴染自身の口元に持っていき、私の人差し指を舐めました。
それでも昔は、ずっと舐めていたのに今回は、数秒で口から指を出してポケットに入っていた絆創膏を私の人差し指に貼りました。
「はい。治療終わり。早く料理再開して」
そう言って幼馴染は、私の人差し指から手を離しました。
少し寂しさを残しながら私は、料理を再開しました。
それから数十分後。
見事料理は完成して、私達は机で向かい合って料理を食べています。
「うん。美味しい!」
幼馴染は、そう言ってくれました。
嬉しいです。
これで多少は、料理ができるようになるのでしょうか?
それよりこの状況。
なんか夫婦みたいですね。私達二人とも女ですけど。
そんなことを考えていると私は、微笑んでいました。
そんな私を見て幼馴染は、首を傾げていました。
こんな生活がいつまでも続けばいいのに。
今私は、幼馴染の女の子と隣同志で、料理を教えています。
理由は私に手料理を食べてほしいという、ことなのですけど、可愛くない? 可愛いよね? 料理できないんだよ幼馴染? それでも作ってくれるって最高!
そんなことを考えていると、幼馴染が質問をしてきました。
「これを切ればいいの?」
その質問に私は「うん」とうなずきました。
まぁ野菜ぐらいなら切れるだろうという考えで、特に何も教えずにいたのですが幼馴染は、指を伸ばしたまま野菜を切り始めました。
私は急いで止めます。
「ちょっとまってー!」
もう一回切り出さないように、私はすぐに注意をします。
「包丁を持ってない方の手は、猫の手にしないとケガしちゃうよ」
そう言いながら私は、片手を猫の手にして見本を見せます。
すると幼馴染は、包丁を一旦置くと両手を猫の手にして、上目遣いで言ってきます。
「にゃんにゃん」
可愛い。可愛すぎる。可愛すぎるからこそ私は、幼馴染に勢いよくチョップします。
照れ隠しです。
「真面目にやれ!」
私は、怒りました。
幼馴染は意外とすんなり料理を再開しました。
少し頭を痛そうにしながら、料理を進めました。
そしてもう料理も終盤という頃私は、幼馴染から一瞬だけ目を離してしまいました。
その一瞬で幼馴染は、人差し指から血を流してしまいました。
「痛っ」
幼馴染のそんな声が聞こえてきまし。
普通ならここで消毒をして、絆創膏なりで血を止めないとなのですが、私達二人の間には変なルールがあります。
そしてそのルールを作ったのは私なので、私からルールを破るなんてできません。
私は多少照れながらも、幼馴染の人差し指をを掴んで自分の口元に持っていきます。
そして舐めます。
しかし昔みたいにずっと舐めるのは無理なので、数秒で舐めるのをやめて絆創膏を貼りながら言います。
「はい。治療終わり。早く料理再開して」
本当は今すぐにでも変わってあげたけど、これも照れ隠しです。
それから数十分後
見事料理は完成して、私達は机で向かい合って料理を食べています。
「うん美味しい!」
私は幼馴染にそう言います。
本当に美味しいです。初めてとは思えないぐらいに美味しいです。
幼馴染の手料理を食べられて私は、幸せです。
すると幼馴染は何か微笑んでいます。
私は質問をする意味も込めて、首を傾げますが幼馴染からは、何も返ってはきませんでした。
まぁこういうことも時々あるので、別にいいです。
こんな生活がずっと続けばいいのに、そんな風に思いながら料理を食べ進めました。
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