ドリフターズ(漂流者)

「情にさおさせば流される」なんていい事言うよなあ、夏目漱石。情のせいで何べん流された事か。岩になりたい。


もう嫌になってしまうよ、何がって、一つ言いたい事がある。

誰しも、感情がある。いくら理性を働かせようとしたって、まず感情があって、それから理屈なんだ。その理屈っていうのは、感情とガチガチに絡みついた、何かよく分かんない代物なんだ。だから、そのガチガチの球を投げ合うとだな。ぶつけるしぶつけられるし痛いんだよ。言葉の応酬って、だから仕舞いには喧嘩になるしかないんだ。


じゃあ、文句があったらどうすればいいのかというと、詩かボヤキということになる。異論があるなら感想欄にどうぞ。あるいは、戯言たわごと。「おい、アホが何か言ってるぞ!」っていうただし書きを付けてですね。もうね、嫌になっちまったよ、よそ行きの言葉でディスカッション。同級生に冗談言ってるノリで話すのが楽だ。そうもいかないからガチガチの球投げる時もあるけれど。それが大人ってもん、らしいのだし。


まったく冗談じゃないよ、頭が痛え。近頃はやりなのかねえ、理屈は万能なのかい、そうでもないぜ。むしろ理屈なんか屁みたいなもんだぜ、実際。


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