ロスト・メモリーズⅡ

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プロローグ

二人で森の中を走っている…誰かから逃げるように。私は一体誰から逃げているの?レイヴに手を引かれるまま、私達は暗い森の中を走って行き……



「セリド様…?」

「うぉえぇ!?びっくりした…」

クリーム色の天井が映し出され、レイヴの顔がぬっと出てきたことに驚いた。彼は私に仕えている男の子なのだが…ちょっと色々複雑な事情が…

「朝食の準備が整っています。では私は下で待っていますので。」

「あ、うん…」

まだ15歳のくせして「私」なんて一人称使っちゃって…まぁ今更そんなこと考えても仕方ないか。私は私服に着替えて自室のドアを開ける。



私はセリド・マーセル。マーセル家としての使命を受け継いだ娘。


ーロスト・メモリーズⅡー

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