鮫汁ブシャー

リキッド=シャーク


・外見


黒い粘液上の液体、実際はボウフラサイズの稚魚のような鮫がうじゃうじゃと蠢いて一つの群れを作っている。

全部同じに見えるが実際はオスが一匹だけで、その周囲をメスが取り囲んでいる。


・性格


群れで一つの生き物のように行動し、とにかく水分と餌を求めて蠢く。

危険性などの伝達も速やかで、スライムかアメーバーのように動きまくる。


・罪状


星三つ

カンパニーに諸力商品を食いつぶした罪は重い。


・経歴


品種改良と遺伝子改造されたいつものカンパニー制の鮫、今回はチョウザメを改良した。

親は真っ当で、浮くり上げたキャビアでお披露目一儲けと思ったらこんなであじゃぱーだった。

圧倒的な増殖力で広がりまくっているが、オスが一匹しかおらず、限度はあると考えられている。


・舞台


7番コロニー、海上レストラン『吉兆アッシュワールド7番コロニー西店』

食べ残しを客に出した出さなかったで揉めてささやき女将に全部おっかぶせて何とかなったとこの支店、和食中心ながら高級食材なら何でも使い、成金な客には大人気だったりする。

新作のキャビアお披露目会の会場で、そっち方面の重鎮やらガラの悪い新聞記者や胸の大きいだけのタレントなんかが集まっていたが、そのうちの何人が生き残ってるか不明。食器や調理器具など武器に使えそうなものも多いが、それ以上に餌になる食材があるため、差し引きマイナス。

船内は食い散らかされて酷いことになっているが、船自体は無事、むしろ船が沈んで外海に逃げられた方が厄介。


・モブ


生き残り達

みなパニックに陥っており、ひたすら「水が襲ってくる」などと訳の分からないことばかり口走っていて使い物にならない。


・能力


ボウフラサイズとはいえ鮫は鮫、どん欲に肉に群がり、まるで溶かすように食いつくす。

粘液

メスが産んだ卵は粘液に包まれていて、それと群れの浸透圧によりまるでスライムのように一体の生物として蠢ける。地上でも移動できるが高い場所への移動は苦手。

ハーレム

フェロモンとローチン機関によりメス全体が一匹のオスの周りに集まり、一つとなっている。離れていても集まようとする性質があるため、小瓶に閉じ込めたメスがどちらに集まるかを観察すればおおよそのオスの位置がわかる。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る