連鎖するかゆみ

電撃水虫ネットワーク


・外見


本体は水虫菌、それが変異し、なんやかんやあって人を操っている。

操られているのはよろよろのスーツを着た男らの全身から納豆を思わせるねばねばが糸引いて、過度なスキンシップのように重なり合って、パソコンを抱え込んでいる。人数は二十人以上、下手に触れると同化される。


・性格


高度な知能を有し、カンパニーのセキュリティーを突破するほどのハッキング能力を有しているが、基本は他との意思疎通は不可能。

その行動原理は原始的な生存にのみ向かっており、人を取り込むのも餌とテリトリーを広げるため。


・罪状


☆二つ

社員の私物化と部屋の独占、経費の無駄遣い。

部屋から進んで出てくる様子はないがハッキング能力を用いて、予算をいじくり、資材や出前を発注し、エアコンを操作し、ブログに助けてメッセージを送るなど、好き放題やって、経費を浪費している。


・経歴


発生原因は不明、長い間風呂にも入らず働き続けていた社員が体のかゆみを訴えたのが始まりと思われる。

それが大人しくなったかと思えば隣の席も同様になり、それが連鎖していって一時間で部屋全体が感染し、外部に知れ渡った時には全てが一体となっていた。


・舞台


2番コロニーの一角、パソコンが並ぶ薄暗い部屋、窓は全て棚で塞がれ、椅子や机は出入り口のバリケードに、パソコンを内部に取り込んで要塞化している。

電灯は壊されて暗いが電気は通じており、パソコン画面で少し明るい。

パソコンの中には重要とされる情報が入っており、これを破壊するとペナルティとして報酬が減る。


・能力


ハッキング、パソコン経由でこの部屋に水や食料、新入社員を補充し、生き永らえている。また菌のついたパーツを郵送してテリトリーを広げようとしてるが、取りにきた郵送係も取り込んでしまうため上手く言ってない。

炎、冷気。電気に弱い。が同様にパソコンも壊れてしまうため、使えない。

ひと塊りの攻撃

攻撃されたら反撃するために、変形する。具体的には、パソコンを内蔵に、人体を手足に、まるでできの悪い組体操のように組み重なって人のような形に立ち上がり、襲いかかってくる。パソコンが有線なので外には出てこないが、椅子や机を投げつける程度の知能はある。

接触感染

最大の武器、触れるだけで感染し、一時間ほどで彼らの仲間入りしてしまう。乾燥に弱く、ある程度健康ならば抵抗できないわけではないが、治療法は確立できてない。

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