ルクソール・オンライン

第26話(追い詰めたライガー)

「アールの旦那ぁ～！」

「スマートモンキー！」

「ライガーの特徴を掴みましたぜ」

「なんだ？」

「スーパーサッカーでさあ。ヤツはスーパーサッカー内に潜伏してやすぜ。バグの影響でルールが随分と可変されちまいましたが」

その情報を元に、モンキータイガーと火の鳥はスーパーサッカーにエントリーした。

ーースーパーサッカーはカオスになっていた。ハワードだ。ハワードがプレーヤーキルに勤しんでいた。迷路ピッチ固定のテーブルで次々とフレンドリーファイアをする。

「百人…………百人…………。ハンネ、ライガー。お前が百人目だ。死ね！」

ハワードがライガーをコーナーに追い詰めた。そして、ガブッ！

ハワードはライガーに頭から丸飲みされてしまった。

「雑魚が」

アール達は急いでスーパーサッカーをプレーする。ライガーと敵チームとなった。

「ライガー、勝負！」

アールはレールガンを構える。

「ハッハッハ！」

「何が可笑しい？ お前は終わりだ、バグが」

「バグはお前だ、稲葉アール」

カチッ。ズキューン！ ドカーン！ アールはレールガンを撃ったが、ライガーはバリアを張り、身を守った。

「バグめ！」

「バグはお前なのだよ、稲葉アール」

「騙されんぞ！ 今だ！ ミセル！ サトル！」

「「おう！」」

２人はレイピアでライガーの硬い守りを削る。

バキン！ バキン！ ミセルとサトルのレイピアが砕けてしまった。

「甘い甘い、ワッハッハ！」

ライガーは全方向ビームを放った。火の鳥の半数がダイとなり、コールドスリープのカプセルから目覚める。

『ここで新ルールの解説をしよう！』

空気が読めない音声ガイダンスが流れ始めた。

『なんと、スーパーサッカーは打撃のみに戻った～！ ＡＩ艦長のアールとバグのライガーだけ銃撃可にルール変更されたー！』

「何!? 俺はバグじゃない！ アールがバグだ！」

「隙あり！」

カチッ。ズキューン！ ドカーン！ アールはレールガンでライガーの土手っ腹を撃ち抜いた。