20. チリコンカンの日。

数日前、チリコンカンを作りました。


「これ、すごく久しぶりだね」と夫のM夫くん。


そうなのです。

チリコンカンはとっても簡単なメニューなのに、私にとってはハードルが高い。


その理由は。。。

私の使ってるレシピでは、大豆をスープに浸けておかねばならないから!


この、「前もって」をグータラの壁が阻むのです。


以前は、冷蔵庫の食材を1週間の献立に振り分けて、

計画的に料理してたこともあったのだけど、

なんだかんだ忙しくて、それができなくなって以来、

さて、夕はん作らねば、という段階でメニューを考える出たとこ勝負な日が多々。


そんな時、絶対に不可能なのが「前もって」の行程があるチリコンカンなのです。


たまに、食品棚の大豆を見たり、圧力鍋を見たり、ひき肉を見たりした時に、

「あぁ、最近、チリコンカン作ってないなぁ」と思い出す。

でも、たいていそれは、今から1時間浸けてたら間に合わない…というタイミング。

逆に、昼の時間帯に思い出して「浸けるのはまだ早過ぎる」と余裕かましてると、

そのうちすっかり忘れ去ってしまう。


「というわけで、なかなか作れなかったの」とM夫くんに説明すると、

「別に、1時間以上浸けておいても大丈夫なんじゃない?」とおっしゃる。


んーむ。そうなのだろうか。そうかもしれない。


あるいは、圧力鍋なんだから、加圧時間を長くすれば浸水なしでもいけるのか??


でもでも、なんか違う、きっと違う!!


ためにあるのが、レシピじゃないのか!?


チリパウダーはけっこう高価だし、実験はしたくない。


それに、そこをなし崩しにしたら、私のグータラはどうなる!?

グータラの看板を下ろさねばならないかもしれないじゃん。


「グータラは、チリコンカンをなかなか作れないものなの!」

「私はそこを守ってるわけなのよ」


ふぅ〜ん。なんかよくわかんないけど。。。

と、M夫くんは、もはや私の超理論に驚いたりしない。


そして、せっかくM夫くんの好きなチリコンカンなのに、

私がたまたま数日前の夕はん支度1時間前に思いついてしまったがために、

翌日から出張だったM夫くんは、2、3日チリコンカン三昧する、

というお楽しみが味わえなかった。(今、私が一人でせっせと処理している)



夕はん支度の1時間前に思いつき、しかも、そのあと数日は出張予定がない時。


我が家では、これがチリコンカンを作るべきタイミングということになる。


うん、またしばらく、作られる日は来ないだろうな。。。


★今日のグータラ指数70/ダメダメ指数20/マジメ指数10

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