17. グータラのための道具あれこれ。
子供のころ見たアニメや漫画で、未来の夢の技術として、何でも好きな料理を完全自動で作ってくれるマシンがたまに出てきてたけど。
これぞ究極のグータラ向きツールなのは間違いないのに、こんなにグータラで科学オンチの私を持ってしても、それは非現実的でしょ〜って思ってました。
どうやってマシンの中に食材を常備しておくの?
使った調理器具部分は誰が洗うの? ってか、ずっと洗わないの!? それって不衛生じゃない??
水道とつないで排水ホースも設置して……って、どこにどう置けばいいの!?
はたして、どんなにコンピュータが発達しようとも、産業技術が発展しようとも、そんなマシンは(私が知る限り)現れていない。
…のだが!
この前、気づいてしまった。
マシンの側というよりも、調理技術や保存技術が進化してるではないか!!
レトルト食品のパウチをマシンの中にストックして、温めて封を切って器に移して出してくるくらいの装置なら作れるのではないか!?
おそるべし。
しかし、いっこうにそのようなマシンが登場しないのは、そこまでグータラな人がいないからなのか。。。世の大半のグータラ人たちは、レトルトをチンして器に移すくらいの手間はやぶさかじゃないってことか。
じゃあ、洗濯はどうですか?
洗って干すところまでは乾燥機つきの洗濯機が解決したようだけど、たたむのは?
これ、けっこうキライな家事の上位に来るヤツですけど。
ちょっと前、「ついに、洗濯物をたたむ機械ができた!」と紹介されていたものには驚いた。その性能じゃなくて、デカさに!!
今年処分した母の昭和の洋ダンスよりデカい。新型の大容量冷蔵庫よりもだったかもしれない。あれを家に置こうという人がいるとは思えなかった。やはり、「自動洗濯たたみ機」は非現実的なのかしらん?
いやいや、諦めるのはまだ早い。いつだったか、一生縁がないだろうに見るのだけは大好きな新築戸建ての雑誌に載ってた、ある施主のアイデアにはグッと来た。
日当りのいい部屋に、天井近くから人の胸の高さあたりまで電動で上下させられる物干しバーを備え付けて、基本的には干しっ放し、洗濯物を全部外してたたむということをしなくてよいようにしたんだそうだ。
バーを完全に上まで上げると室内側からは洗濯物が見えないように目隠しがついており、必要な時にバーを下げて必要なものだけ外して着用する。共働きで、洗濯も週に一度しかしないそう。
ちなみに、チェストなどもその周りに置くようになっていて、物干しスペースがワードローブというかウォークインクローゼットにもなっている。
言わずもがな、そのような装置がなくとも、それと同じように物干しコーナーを運用してることが多々ある我が家ではあるのだけど、家を建てることがあれば、ぜひこのアイデアを取り入れたいと夢見てます(おそらく建てること自体が一生なさそうなので、やはり非現実的?)。
最後に、グータラの家には必ずあるだろうと思われてる食洗機、うちにはありません。
これもだいぶ前に、テレビにある女性タレントが出ていて、「食洗機って、あの中に下洗いした食器を一個一個入れていかなくちゃいけないんでしょ? やーだ、メンドくさい」と発言し、周りから「そこまで面倒がっちゃ何もできないだろ」って呆れられてたのだけど、ふつうの人が理解するにはちょっと難しかったかもしれない。
真のグータラ人は、おそらく、それを二度手間と感じるのです。
簡単とはいえ下洗いして、一個一個きちんとマシンの中に入れるヒマがあったら、その同程度の手間で洗っちゃって、いっぺんに済ましちゃった方が話が早いって思うわけです。
あとからまた、ふたを開けて中身を取り出して……面倒です。「あとから」というのはけっこうキーで、多少の手間を追加すれば「いっぺんに終わらせる」ことができるのであれば、そっちを取りたい。
ちなみに真のグータラ人たるわたくし、もちろん、そのタレントの発言に「わかる!」ってひざを打ちましたとも。
結婚当初に夫が「食洗機買ってあげようか?」って申し出てくれた時も、丁重にお断りしております。実は、いつかのエントリにも書いたとおり、茶わん洗いという行為自体がキライなわけじゃないし、万一食洗機を導入したら、入れっ放しになることは目に見えてるんで。
★今日のグータラ指数80/ダメダメ指数10/マジメ指数10
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