KAC1について語るでー
KAC1
https://kakuyomu.jp/works/1177354054888764163
「切り札はフクロウ」について語ってみる。
確かお題は「切り札はフクロウ」だったはず。
で、真っ先に思ったのが、「フクロウって鳥だよな?」ってこと。
私の場合、お題・テーマを与えられた時は大前提となる事柄からいかにずらすか、ということを意識しているので、大前提の「フクロウ=鳥」っていう部分からいかにずらすかということを考えた。
そこからいろいろネットを徘徊して不意に見つけたのが「特別養護老人ホーム・福老」。
ただし、老人ホームでの話にしてもほのぼのになる可能性が高いし、あまり共感を引けないんじゃないかなーとは考えた。だから「福老」という単語だけ残して、そこから何か作れないか……「『切り札』はフクロウ」と指定されているので、「切り札が福老という存在になる話にしたい」と。
この「切り札が福老という存在になる話にしたい」ここが発端でした。
次に考えたのは、「じゃあ福老ってどんな存在なんだろう?」
「老」ってあるからご高齢なんだよなー。
福を呼び寄せる?? もしくは福を吸い取る?
ふーむ……福を呼び寄せる、もしくはフクロウが何かプラスの働きをする話にするか……。となると、主人公がマイナスの状態(危険・貧乏・借金・人望の無さ・虐待等)にある中で、「福老」がそれを助けてハッピーエンド。
…………ここで話の流れの核が決まった感じでした。
つまり、「マイナスの状態にいる主人公が福老の助けによって救われる物語」。これが核ですね。
ただしこれだけではあまりにもストレート。「ふーん、良かったね」で終わる作品になりかねないので、ここから少しだけひねりました。
で、ひねった結果が「百物語でマイナスの状態にいる主人公が一度は福老の助けによって救われるものの、福老をなくしてしまって結局は暗転する物語」なのかな、と。つまりは入れ子形式。
ただし百物語という特性上、最後まで書いてしまうと興ざめになる。
なので暗転部分はぼかしました。文字数もぎりぎりだったしねw
というわけで出来上がったのが
https://kakuyomu.jp/works/1177354054888764163
「切り札はフクロウ」
です。
フクロウが鳥じゃないという部分で驚いてくださった方が多くて作者、大満足です。
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