第5話燃え盛る此の場所で私は生きて居る

此処は悲しみしかない・・そう此処は葬式場死者を燃やす場所そして死者をある意味弔う場所其の場所に其れ以上の理由と言う物はいらないし造る必要はない


さて私の名前は北原益男そして私が此の場所に来たのは死んだ身内を弔うために所謂告別式に来ているのだ死んだ存在は血の流れで言えば叔父にあたる人だ


叔父は自由の人だったそんな自由な人の最後は弱者を庇う形で死んだのだ故に本人からすれば誇り高い死を選んだと言う事に成るのだろう


だが残された側からすればどう表現したらいいのだろうか・・逆説的に言えば残されるべくして残されたと言う言い方が正しいのか其れとも死んだ存在を糧に生を投げ出す様な事をしないようにしろと言う俗に言う神の思しめしと言う物なのか


だが私は此の場所に居るそして弔いの涙を流すのだ

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