死刑 第四章
クリスマスはおわった。
ゆきゑにも
一二月二六日長岡拘置所に出勤した刑務官たちは憂鬱
鉄扉がひらいた。
わたしは
死刑執行場二階担当者たちが死刑囚を所定位置に
ゆきゑは生きていた。
死刑執行場担当者各員が
ふたりはあるきだした。
ふたりの足跡がなみだでぬれていた。
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