第12話浄土銀行総裁登場!
アオイ:魔界宇宙に金融界を支配する4大メガバンクがあるように天界宇宙にも3大メガバンクがあります。今回はその一角を担う浄土銀行の総裁がローラント王国に来ます。果たしてその目的とは?
天界時間11:50分 王都ユーリア
フィローネ:ここから先は女の戦場。ミルフィー、私は母親として可愛い娘を危険に晒したくはないの。
ミルフィー:うー、ばばぶぅ。あぶぅ、ぶぅ!
神門:姫様はこう仰っております『ローラントの家に生まれた以上母さんだけに苦労をかけさせない』と。
フィローネ:よく言ったわ!それでこそ我が娘!
エリカ:そんな危険な所なの?
エリカの肩をポンと叩いて指差す奇子
奇子:アレ。
『スーパーカミカゼ』
エリカ:スーパーマーケットかい!
奇子&秘書:ナイスツッコミ♪
エリカ:たかだか買い物でしょ?てか、魔界だったら空間レイアウトで店舗の無い田舎でも自宅で買い物出来るご時世なのに、こんな旧世代の店舗文献でしか見たことなかったから実物見ると感動ね。
フィローネ:甘い!私達主婦は日々家計をやりくりするために1ヘブンスでも安くて良い物を買うため死闘を繰り広げてるの!私も女王としての収入の6割を国の財政に使っているんだから1ヘブンスたりとも無駄には出来ないのよ!
エリカ:アンタ、6割も国に寄付してたの⁉︎もうちょっと自分の懐に入れても良いのよ?
フィローネ:ダメ!少しでも国民の暮らしを楽にするのが先、自分は後回し!
エリカ:アンタのそういう所好きだし良いとは思うけど・・・
店員:間も無く高級野菜トメイロンの半額セールが始まりま〜す!お一人様1個、お一人様1個でございま〜す!
フィローネ:さあ、行くよミルフィー!・・・あ、その空間レイアウトっての後で教えて。
ミルフィーユを抱いて走るフィローネ
エリカ:やれやれ、ホント逞しいよアンタは。
弥勒菩薩の女性:国民そっちのけで贅沢三昧してる神王の中でホント珍しいわよね♪
エリカ:あ、貴女は!千歳⁉︎
千歳:久し振りね、エリカ♪
アオイ:彼女の名前は
千歳:シルフィード王国の女王アリス・シルフィードや閻魔大王の比良坂摩耶が天界宇宙の政界と裏社会で猛威を振るっていた2
エリカ:で、その先駆けとして親友の私に声かけたっと。
千歳:そういう事♪
奇子:あの浄土銀行総裁と親友とは。
秘書:ウチの総裁は凄いでしょ♪
奇子:てっきり、イジり易いただの美人リアクションクイーンかと思った。
千歳:エリカは学生時代リアクションプリンセスだったのよ♪
エリカ:ちょ!
奇子&秘書:ほぅほぅ♪
遠くから呼ぶフィローネ
フィローネ:エリカ!ちょっと手伝って!
エリカ:うお!何あの量⁉︎
千歳:私も手伝うわ♪女王様にも話しておきたいし。
エリカ:そうね。
フィローネ:は〜や〜く!
エリカ:今行く!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます