飯はうまく作れ
もうすぐ私の誕生日だ。25歳になる。ついに我が人生も四半世紀に達するということだ。なんとも感慨深い…ような気がする。
25歳と言えば世間的に見ればもう立派な大人である。小中学生あたりから見たら、もうほとんどオッサンオバサンだろう(あの心ない生き物らの多くは、28歳以上の人間はすべからく中年であると認識している)。しかし私自身、“立派な大人”になった自覚があるかというと、そうでもない。この間も近所の歯医者で、歯1本につき3万円でプラスチックの詰め物をセラミックに変えないかと訊かれて、「もう少し大人になったらにします」と答えてしまった。お前は一体何歳のつもりなのだ?という話である。
大人とは何だろうか?一体私の何がどうなったら、大人になったと言えるのだろう。
さっきの歯医者での私の発言から察するに、収入というか、自由に使える金の大小が関わっているのは間違いないだろう。一応就職はしているものの、私の給料はその辺の居酒屋バイトリーダーの月収にうぶ毛が生えた程度である。大人どころか、第二次性徴も終わっていない。この点に関しては、できるだけ早く大人になりたいものだ。一刻も早く、ケツの毛までボウボウになりたい。
それ以外の大人の条件とは何だろうか?常識?教養?人徳?何だかぼんやりしていて、よくわからねぇものばかりである。
大人 で ある条件は不明確だが、大人 が ある条件は少なくとも対照となる子供があるということである。ということは、大人とは相対的なものであって、特に基準があるわけではないのだろうか?じゃあもう、子供を始め自分以外の誰かの手本となろうとする姿勢こそがその者を大人たらしめる…みたいな感じで、いいか?
ところで最近、ご飯の作り置きを始めた。これまでは食事の前に逐一料理していたのだが、これを週に一度、日曜日に5,6日分まとめて作るスタイルに変えたのだ。この作り置き生活を始めて今週で3週間になるが、かなり良い。
まず、平日の食事の用意が格段に楽になった。食べる分を食器に分けて、チンして食べるだけである。食器洗いも、タッパーから作り置きを取り分けるサーバーと、食べるのに使った食器(皿2枚、茶碗1つ、箸一膳くらい)だけなので2分くらいで済む。
また、おかずのレパートリーが激増した。毎日料理をしていたときは、作り慣れない料理を作って余計な時間がかかったりするのが嫌で、ほぼ毎日茄子とピーマンと豚か鶏の肉を炒めたものを作って、それとご飯だけ食べていた(味付けだけ生姜醤油、オイスターマヨ、味噌をローテーションで回していた)。ときどき豚キムチや、鶏のネギ塩焼きや、刺身アボカドを作る日もあったが、7割が茄子ピーマン肉炒め、3割が↑の3つという、のび太くんの私服並みにバリエーションの少ない献立でこの4ヶ月間を乗り切ってきた。しかし作り置きなら料理のための時間をしっかりと取って作るので、色々なものを作る気になれる。切り干し大根とかオクラのおひたしとかレンコンのきんぴらとか、前は絶対に作る気にならなかった副菜もがっつり作ることができ、このところは大体主菜3種類、副菜4種類、スープ1種類くらいをストックして、毎日1汁3菜食べている。超健康的である。
しかし当然ながらデメリットもある。まず我が家にはフライパンと鍋が1つずつしかなく調理の同時進行がほとんどできないため、7,8種類の料理を作ろうとすると5時間くらいかかったりする。あと、この作り置きができるのは涼しい時期に限られるだろう。今はまだ秋口であるが、春や夏に料理を作り置こうとすると恐らく3日くらいで料理が傷んでしまうはずだ。
まぁ結局のところ、一番良いのはバランスの良い定食を出してくれるご飯屋さんで毎日外食することである。食材の買い出しも、食器洗いだってしなくていい。しかし一食800~1,000円として、月に72,000円~90,000円…今の食費の6倍以上である。もはやケツの毛どころかギャランドゥまでしっかり伸ばしていかなければ追いつかない。とりあえず色々な部分の毛が生えそろうまで、私はこの作り置き生活で頑張っていこうと思う。
何だか今日は短くなってしまったので、また私おすすめのYoutube動画を紹介しよう。
https://www.youtube.com/watch?v=Rs2ORs1lNqY
昔やっていた「いきなり!黄金伝説」という番組内でよく無人島サバイバル生活をしていたよゐこの2人が、マインクラフトというゲーム内でサバイバル生活をするというものである。
私はもともとゲームの実況プレイ動画を好んで観るのだが、芸能人が実況プレイしているものは初めて観た。Nintendo公式チャンネルが公開している動画なので編集やナレーションもクオリティが高くて観やすいし(特にナレーションは、洒落というか言葉遊びみたいなのがちょくちょく入ってすごく好きだ)、プレイしている本人らは芸人さんなのでトークも面白い。それに何だか、顔を知っているおじさん2人が仲良くゲームをしているところってどこかハートフルで、観ていてちょっと癒やされるのだ。
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