パトロールは当番制です
どうも
体力が人並みのモブ少女のヨミです
今日は数ヶ月に一度回ってくる街のパトロール当番の日です
今日
私とパトロールしてくれるのは
[少し残念なお嬢様の異世界英雄譚]の
[
[異世界レッドは、現実世界を救えるか -大義閃隊ライトニング-]の
[
二人です
「初めまして、モブ少女のヨミです、今日はよろしくお願いします」
ヨミは軽く頭を下げた
「こちらこそ、初めましてですわ、ワタクシは久那伎 真奈香ですわ、こちらこそよろしくおねがいしますわ、真奈香とお呼びください」
真奈香は軽くスカートの裾をつまみ上げた
「最後は俺だな、俺の名前は剣 輝流だ、輝流でいいぞ、よろしくな」
輝流はヨミ達に向け
サムズアップした
(お嬢様と熱血漢とモブの私で大丈夫かな?)
「それじゃあ行きましょうか?真奈香さん、輝流さん」
「はいですわ」
「おう」
ヨミ達は歩き始めた
(まぁそんな都合よく、なんかある訳ないしね)
ヨミがそう思いながら歩いていると
女性の悲鳴が聞こえた
「女性の悲鳴が聞こえましたわ」
「よし、行くぞ!!〈
輝流は
走り出した
「私も行きますわ」
真奈香も後に続いた
「そうだった、ここは小説の世界なんだからテンプレもあるんだった」
ヨミは二人を追いかけた
「ハァハァ、やっと追いついた、二人とも速いですよって」
ヨミの目の前には
数人の男性が地面に倒れていて
追い討ちをかけるかのように真奈香は一人の男に関節技をかけていて
レッドアインスはまだ無事だった男達を殴り飛ばしていた
ヨミはそれを見て見ぬふりをして
叫び声をあげたであろう少女へと近づいた
「大丈夫ですか?」
「あっはい、大丈夫です」
「えっとあなたは?」
「あっ私は[見た目女子似キャラですが、中身はまさかの引きこもり男子です。]の
「いえ、どういたしまして」
「そちらの方は大丈夫ですか?ヨミさん」
額に軽く汗を浮かべながら真奈香は聞いてきた
「あっはい、大丈夫みたいです」
「それは良かったですわ」
真奈香はそう言いながら空奈の顔をジーと見た
「なっなんでしょうか?」
「いえ、貴女のように可愛らしい少女を見ているのに感情が高ぶらないものですから」
空奈は苦笑いをしながら
「そっそうなんですか?」
「そうなのですわ、不思議ですわ」
「よう、何してるんだ?二人とも」
レッドアインスが近づいてきた
「何でもないですよ、それで終わったんですか?」
「おう、終わったぞ、ほら」
レッドアインスの後ろには男性達が倒れていた
「そうですか、じゃあ後は警察に連絡をして」
「もうしたぞ」
「それはありがとうございます、輝流さん」
「それじゃあ、警察が来るまで一緒に居ますから、安心してください、空奈さん」
「ありがとうございます」
どうやら
今日は大変なパトロールになりそうだ
次話で
お会いしましょう
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