恋を知らない彼女たち
ミルミル
第1話 恋の知らせ
高校生になってから始めての春休み、俺は幼馴染の舞と一緒に桜の下に行った。
すると、彼女は綺麗な髪をなびかせて俺にこう言った。
『あのさ・・・一って恋を知ってる?』
俺は、こんな質問がくるとは思わず何秒か頭が真っ白になった。そして、
「そんなの俺が知ってるわけないだろ、急にどーした?」
『ううん、なんでもないよ。今のは無しで、ね?』
俺は、不思議に思ったが特に気にすることではなかったのでこの話題は水に流した。
終業式を終えた俺は途中まで舞と一緒に帰った。
そして、家に帰り自分の部屋の電気をつけベッドに寝転びながら今日の舞の顔を思い出した。
俺から見た彼女の頰は少し赤かった。
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