第15話 精霊の森とパレード <お茶会>


今世で初めての女子会かな?


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「着いたわ。ここが精霊の森の城下町。そして、あそこが私のお城よ。」


手のひらサイズの精霊の大きさ基準で町が作られてる……どうやって入んのこれ?踏んだら壊れちゃうよ。


「かわいい……」


かわいいって思えるローズ……やはり天使!かわいいのは貴女だからね!


「いくわよ!へーんしん!」


「「おぉー」」


ミニサイズに変わった―!羽の形がとんぼ型なのね。かわいい。

というか精霊って殆どがこのサイズなのね。夜見たら蛍見るみたいで楽しいだろうなぁ。


「で、俺らはどう入るんだ?」


「みんな覚悟しといね!縮小!」


まぁしばらくすると町が大きくなった…というか私達が小さくなったのかな?

視界が切り替わった。ピンク色1色の部屋に。いや唐突に転移使う?

さっきレミリア呪文(?)使ってたじゃん!ローズあたふたしてるけど!……あっ……天使……。


「女子会しましょう!」


女子会……???このメンツの半分以上男子だけど……


「え、僕らは……」


「そこら辺で遊んどいて!」


「みんなで行きません「よーしいくわよ!転移!」」


今度は呪文(?)詠唱するのね……。

ここはガーデンかな?というか男子達あんなピンク1色の部屋で何するんだろ?

ちょっと気になるかも……


女子トークってこんなに楽しかったっけ。というか私は好きな人を聞かれ顔を赤らめるローズを見て……あぁ尊い……とか思ってただけだけど。


というか完全に忘れてたけどあの黒い瘴気なんだろう。うーん……思いつかない。共通点がわからないなぁ……


「……ラベンダー!おーい!」


「ごめん!考え事してた。」


とりあえず今はこの時間を楽しもうかな?

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