第2話 逃れられない運命

第2話はほぼ全編アクションシーンで構成された回でした。前半は進とベムラーの対決、後半はウルトラマンスーツを着た進次郎とベムラーの対決でした。視聴していてはじめはアクションに派手さが足りないかな、と考えていたのですが敢えてそうしているのかもしれません。


というのもウルトラマンは元々特撮作品であり、近年は違うかもしれませんが空を飛びまくったりビームを撃ちまくったりするといった、いわゆる人間を超越した動きやアクションをあまりしていませんでした。勿論空を飛ぶこともビームを撃つことも決してしていなかった訳ではありませんが、技術面の不足などでそのような動きが少なかったとも言えなくないでしょう。


さらに前回の感想でお話しましたが、この作品にはモーションアクターとアクションアクターという役職が存在します。アクターの方々の動きを基にCGを制作しているのであれば、必然的に人間を超越した動きが減るのもうなずけます。アクターも私たちと同じ人間であることに変わりありませんから。


おそらく今作品はアニメではありますが、アニメらしさと特撮らしさを共存させるように制作していると考えられます。だからこそ日本アニメの十八番ともいえる2Dではなく特撮というものを表現しやすい3DCGを用いているのでしょう。派手さは若干欠けてしまいますが、その分動きに特撮らしさ人間らしさがプラスされているように感じます。


今後登場するであろう他のウルトラマンは分かりませんが、進次郎が着たウルトラマンスーツはスペシウムを両腕に装着して敵と戦います。そして2話ではベムラーが放つエネルギー玉に対抗して進次郎が「スペシウム光線」を放ちます。2人が戦っていたスタジアムが半壊するあたり威力は相当なものに違いありません。ただスペシウム光線を放つ時に進の同僚である井手が、「ああそうだよ、

進次郎くん。スペシウム光線だ」とわざわざ説明してしまうのは少しカッコ悪かったです。ウルトラマンを知っている人であればあの構えを見た瞬間すぐに気が付くと思うのですが。


ベムラーとの戦闘が終わると進次郎はすぐに負傷している進のもとに駆け寄ろうとしますが、まるで電池切れかのごとくその場で膝をつきそのまま倒れてしまいます。本家ウルトラマンと同様に何かしらの活動限界の制約があるのかもしれませんね。そして進次郎が病院で目を覚ますとかたわらに顔が怪獣の人型生物が座っており、その後すぐに井手が現れました。一体何者なのか。どうして井手と共にいるのか。3話も楽しみになります。


第2話の感想はこの辺りで〆にします。ここまで読んで下さりありがとうございました。「ULTRAMAN」はすでに全話配信開始されていますが、私は1週間に1話ずつ視聴する予定でいますので第3話の感想は来週以降書いて投稿します。




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