第562話 エレフセリア学園 ~武闘会~ ③

 滞りなく武闘会が進んで行く日々の中で、個人戦の部が終われば次にあるのはペア戦の部だ。


 既に終わった個人戦では、1年生の優勝はアブリルの娘であるアドラ、準優勝は同じくケビンパレスのカルメラの娘であるカリナ。


 2年生の優勝者はカインとルージュの息子であるカイル、準優勝はアインとリナの息子であるアリソン。


 3年生の優勝者はターナボッタと第1夫人のフォスティーヌの息子であるアッシャー、準優勝は帝国所属の貴族の子供。


 4年生の優勝者はヴィクトールとローラの息子であるバージル、準優勝は【星の5人組スターファイブ】の1人で、元コギャル5人衆の1人であるリリアナの息子のリチャード。


 5年生の優勝者は未だ負けを知らないクララの息子であるクラウス、準優勝はアリスの息子であるアレックス。


 6年生の優勝者と準優勝は、帝国所属の貴族の子供たちという結果に終わった。



◆ ◇ ◆ ◇ ◆



 ペア戦が始まりおなじみの強者たちが勝ち残っていく中で、この闘技場でもまた、おなじみのペアが戦いを始めようとしていた。


「行くよ、マノラ」


「うん、マレナ」


 4年生のペア戦で注目を集めていたのは、ミナーヴァ魔導王国のミラ王妃の娘であるマレナとモニカ王妃の娘であるマノラだ。


「うおぉぉぉぉ! マレナ、マノラ! とっても可愛いぞぉぉぉぉ!」


 そして、暑苦しいほど皇族専用席で雄叫びを上げているのは、VIP扱いで招かれている、娘限定で親バカになるエムリスである。だが、その雄叫びを近距離で聞いている2人の女性が顔を顰めた。


「「うるさい!」」


「ぷげっ!」


 エムリスがいるなら当然その妻となるミラやモニカも来ており、2人から頭を叩かれてしまうエムリスは、とても王とは思えないような声を上げて頭を押さえている。


 もう既にいい歳をした3人ではあるものの、その関係性は何年経とうとも変わらないようで、エムリスは相変わらず尻に敷かれているようだ。


 そのような毎度おなじみの光景を見せている中で、モニカは義理の息子となるケビンに質問をする。


「ケビン君、実際のところマレナとマノラはどのくらい強いのですか?」


「んー……一般的なお姫様に比べると強いよ。そもそもお姫様なんてあまり武力を鍛えたりしないでしょ? レティも武力より知力の方だし」


「アリスさんは武力よね?」


 そこで口を挟んだのはミラだった。それに対してケビンはアリスが特殊な例である説明をする。


「アリスの場合は母親がマリーだし、当時の婚約者が俺だったからな。惚気じゃないけど、俺と一緒に冒険をしたくて武力を高めていった感じかな」


「なるほどねー」


「でも、いくら強くてもケビン君の娘が立ちはだかりますから、今年も優勝はないでしょうね」


「あぁぁ……強い子が集まってるからなぁ……」


 そう、マレナとマノラの同学年には、ケビンの子供たちが多数在籍しており、マレナとマノラは毎回優勝を手にすることができないでいる。


 そして目の前の舞台では、まさにそのケビンの子供とマレナたちが戦いを繰り広げているのだった。


「《ウォーターアロー》!」

「《ライトニングアロー》!」


 マレナとマノラが水矢と雷矢を同時展開して先制攻撃を繰り出す。


「《アースウォール》」


 だが、ヴァレンティアの土壁にて2人の攻撃が防がれると、手の空いているヴァレンティナがカウンターを放つ。


「《ライトニングレイン》」


 マレナとマノラの頭上から数多の雷光が降り注ぐが、マノラの魔法によってそれが防がれることになる。


「《ライトニングバリア》!」


 マレナとマノラを包み込むように半球状の雷の結界が形成されると、ヴァレンティナの放った雷はマノラの作り出した半球状のバリアに沿って、周りへと流され地面を走っていくのだった。


 まさに一進一退の攻防が続いていく中で、素人目には実力が拮抗しているかのように見えてしまうが、あきらかにマレナとマノラの方が疲弊しており、ヴァレンティアとヴァレンティナの方は澄まし顔で佇んでいる。


 それもひとえに、種族差によるポテンシャルがものを言っている。


 かたや純粋な人族の姉妹に対し、相対しているのはハーフと言えどもダークエルフの血を引く双子である。双子の意思疎通の点にしてもそうだが、魔力量において基礎値からして違いが出てくるのだ。


「エレフセリア家で1番厄介な双子よね」

「確かに……」


 マレナとマノラがそのような感想をこぼしつつも、額から落ちる汗を拭いながら呼吸を整えていると、それを聞き取ったのかヴァレンティアがその内容を否定する。


「それは違うよ」


 マノラたちの呼吸が整うのを待っているヴァレンティアがそう言うと、それを引き継ぐかのようにしてヴァレンティナが口を開く。


「エレフセリア家最強の双子は、ララお母さんとルルお母さん」

「うん、最強の双子」



◆ ◇ ◆ ◇ ◆



 ところ変わって別の闘技場において。


「「くちゅんっ!」」


 6年生のペア戦が行われているこの闘技場では、ララとルルが双子よろしく仲良くくしゃみをしていた。


「うーん……風邪?」

「それはないよ、お姉ちゃん」


「じゃあ、なに?」

「これはまさに、ケビン様が私たちのことをお噂されてるんだよ!」


「…………は?」

「ああっ、離れていても私たちのことを考えてくださるなんて……なんて尊いのでしょう!」


「いやいや……ケビン様、ここにいるからね」


 そう言うララの隣にはケビンが座っている。もちろん、ケビンを挟んで反対側にはルルが同じく座っている。そして、サンドイッチされているケビンはと言うと、ルルの発言に呆れていた。


 だが、ルルはその程度で止まるような教祖ではない。


「……ハッ! ということは、各闘技場にいる全てのケビン様が一斉にお噂を……まさに神のごとき同調率! 尊すぎるっ!」


 その言葉に呆れ顔のケビンやララとは違い、ルルは1人でトリップしているのか、隣に座るケビンをうるうるとした瞳で見つめては「尊い……」と口走っている。


「……ルルがすみません、ケビン様」

「いや、もうさすがに慣れた……」



◆ ◇ ◆ ◇ ◆



 そして舞台は4年生のペア戦に戻る。


「母親じゃなくて子供の範囲でよ!」

「大人に勝てるわけないでしょ!」


 澄まし顔の双子から、さも当然と言わんばかりに返されてしまったマレナとマノラは、意図していた内容と違う回答だったので抗議をしていたが、そう言われたヴァレンティアたちがポカンとする。


「子供?」

「子供……」


 示し合わせていないのにヴァレンティアたちは、見事なシンクロ率で腕を組んで首を傾げると、これまたシンクロして手をポンっと叩いてから、先程とは別の回答をし始めた。


「子供の中なら」

「シア姉さんとティ姉さん」


「うん、最強の双子」

「子供の中では最強」


 今度は正解だろうと澄まし顔から得意げな顔に移り変わると、それを言われたマレナたちは最上級生であるフェリシアとフェリシティを思い浮かべていた。


 そして、マレナたちの頭の中では天真爛漫のごとくはしゃいでいるフェリシアとフェリシティの姿があり、実際に戦ったことがないことと、ヴァレンティアたちとフェリシアたちが戦っているのも見たことがないので、果たして目の前の双子よりも強いのか疑問が後を絶たない。


「ねぇ、無差別のペア戦でフェリシア先輩たちと戦ってみてくれない?」

「貴女たちと戦っているのを見たことがないから想像ができない。フェリシア先輩たちはいっつも遊んでて、はしゃいでいるところしか見ないし」


「え……」

「私たちに死ねと……?」


 今まであまり表情を変えなかった双子が、ここにきてもの凄く嫌そうな顔つきとなり、あきらかに戦いたくないとその表情で訴えかけていた。


「そんな、死ぬだなんて大袈裟よ」

「そうそう。今年でフェリシア先輩たちは卒業なんだし、最後の機会じゃない。親友の頼みを断るの?」


「う……」

「ずるい……」


 生まれてからというもの家族ぐるみの付き合いとなる4人は当然幼馴染であり、ここぞとばかりにマレナとマノラはヴァレンティアとヴァレンティナを追い詰めていく。


 そして、結局のところ折れてしまったヴァレンティアとヴァレンティナは、フェリシアとフェリシティにペア戦で挑むことを了承するのだった。


 その後は、その日のことに対する嫌がらせという八つ当たりによって、マレナとマノラは例年通りの優しい敗北ではなく、ドッカンドッカンと魔法を無慈悲に撃ち込まれては、ボロ雑巾のように敗北してしまうのであった。



◆ ◇ ◆ ◇ ◆



 ところ変わって5年生のペア戦が行われている闘技場では、クリスの娘であるオルネラとクリスの妹となるアイリスの娘であるアルマのペアが、プリシラの娘であるパトリシアとクズミの娘であるクズノのペアに戦いを挑んでいた。


「アルマぁ、どっちを優先して倒すぅ?」

「気の弱いクズノ狙いがイチオシですの」


 面と向かってクズノを狙い撃ちする作戦を立てているオルネラたちとは違い、標的にされているクズノはビクビクと震えていた。


「クズノ、貴女は私が守ります。安心なさい」

「……うん」


 怯えるクズノを抱きしめて、背中をポンポンと叩くパトリシアが優しい声音でそう言うと、震えていたクズノはいつしかその震えが治まっていく。


 そして、クズノの震えが治まったのを確認したパトリシアが離れると、オルネラたちに体を向けて宣言する。


「さて、私の可愛いクズノをいじめた報いを受けてもらいましょうか?」


 ニッコリと笑みを浮かべているパトリシアだったが、その笑顔はとてもじゃないが“喜楽”を表しているものではなく、どちらかと言うと“怒”を表していた。


 その笑顔を見た2人はコソコソと話し合いを始めてしまう。


「ヤバくない? パティ……なんか怒ってるよ?」

「なにか怒ってますわね……あの笑みはパティが学園帰りに楽しみに取っておいたスイーツを、シア姉さんやティ姉さんが食べちゃった時の笑顔に似てますの」


「あの時はヤバかったよねぇ……あのシア姉さんたちが泣いて謝ってたもんねぇ」

「お父様が止めなければ、まだ酷いお仕置きをしていたと思いますの」


「「はぁぁ……」」


「今日はいい天気だよねぇ……」

「日向ぼっこでのんびりとしたいですの……」


 パトリシアの逆鱗に近いようなものに触れてしまった2人が、遠い目をしながら現実逃避をしていたら、その内心を知ってか知らずかわからないが、パトリシアが現実逃避をしている2人に声をかける。


「準備はよろしいですか? 戦いお仕置きを始めますよ?」


 未だニコニコ顔を崩さないパトリシアがそう告げると、諦めの境地に達したオルネラが逆ギレをしてパトリシアを責め立てた。


「これは武闘会なんだよ! 敵を狙って何が悪い!」

「そうですの! 与し易い相手から倒すのはセオリーですの!」


 オルネラの発言を聞いたアルマが相乗りをして同じく責め立てるが、パトリシアには全く通用しない。パトリシアの中では庇護欲をかき立てられる大事なクズノを2人が怖がらせたことにより、その時点でお仕置き判定が確定していたのである。


「エレフセリア家淑女たるもの! 弱者をいたぶるのではなく強者に挑みなさい! それが淑女の嗜みです!」


「横暴だぁ!」

「暴論ですの!」


 パトリシアの自己解釈による淑女の嗜みが披露されると、それを聞いたオルネラとアルマが猛抗議する。すると、静かに見守ってたクズノが口を開いた。


「パティ……わたしも挑まなきゃダメ?」


 瞳をうるうるとさせてパトリシアを見上げながらそう言ってくるクズノに、パトリシアの庇護欲は天元突破する。


(ズキュゥゥゥゥン! か、可愛すぎるよ、クズノたん! カメラを持ち合わせていないのが悔やまれる! ハッ、お父様ならクズノたんのこの姿を録画しているかもしれないわ!)


「パティ……?」


 見上げた状態で更に首を傾げるクズノを見た瞬間に、パトリシアは鼻血を吹き上げそうになってしまったが、そこは弛まぬ精神で何とか乗り切って、クズノの両肩に手を乗せつつ慈母の微笑みを浮かべながら答えた。


「クズノは挑まなくてもいいのですよ。クズノの怖いものは私が全部対処始末しますから」


「うん! パティ大好き!」


 ニッコリと満面の微笑みを向けられ抱きつかれるパトリシアは、『生まれてきて良かった』と、よくわからない悟りの境地に達しているが、それに納得しないのはオルネラたちである。


「姉妹差別だぁ!」

「対応に差がありすぎですの!」


「黙らっしゃい!」


 パトリシアの一喝が会場に響き渡ると、辺りはしんと静まり返ってしまう。その状況にハッとしたパトリシアは取り繕うように咳払いをして、お淑やかに審判へ開始の合図を促すのだった。


「試合開始の合図をお願いします」


「あ、ああ。では……始め!」


 審判の合図とともに行動したのはオルネラたちだった。


「こうなったらパティから倒すよ! 姉への尊敬が足りなさすぎる!」

「姉より強気な妹はお仕置きですの!」


「「《ウインドカッター》」」


 四方八方から迫り来る風刃に対して、パトリシアは余裕の笑みを崩さずそれに対処する。


「メイド心得奥義ノ壱……《戸締りすれば風など怖くない》」


 訳のわからないメイド心得を披露するパトリシアは、周囲に透明度の高いドーム状の氷壁を展開してクズノごと包み込み、オルネラたちの風刃をやり過ごす。


「何よそれ!」

「相変わらず無茶苦茶ですの!」


「お母様に教わりしメイド道です」


「意味わからないって! アルマ、溶かすよ!」

「はいですの!」


「「《ファイアストーム》」」


 されど、それで退かないのは姉としてのプライドなのか。オルネラたちはパトリシアの展開したドーム状の氷壁に対して、2人分の火嵐で溶かそうとする。2人分の魔力の乗った火嵐は相乗効果で炎と化し、吹き荒れる炎嵐に変化すれども、パトリシアの余裕の笑みを崩せず。


「メイド心得奥義ノ弐……《火事は放水で消化活動すべし》」


 またもや発動するパトリシアの訳のわからないメイド心得。炎嵐に包まれていながらも、どんどんと溶かされていくドーム状の氷壁の直上から、滝のごとく溢れ出す放水により消化活動が始まってしまう。


「ありえない!」

「手数で押すですの!」


「《ライトニングアロー》」

「《ウォーターアロー》」


 無数に飛びかかる魔法の矢によって、溶けだしていたドーム状の氷壁はガリガリと削られていく。それを不安に思ったクズノはパトリシアに問いかける。


「パティ……氷のおうち壊れちゃうよ?」


「大丈夫ですよ、クズノ。クズノが傍にいる限り、私のメイド道に不可能はないのです」


 クズノとしてはパトリシアの言う「メイド道」は、メイドとしてちょっと違うような気もしないでもないが、人差し指をあごに当ててこてんと首を傾げながら少し考えたあと、パトリシアの真意をよくわからないまま口にした。


「ずっと一緒……だよ?」


(キター! クズノたんの『ずっと一緒』宣言いただきました!)


 クズノの言葉を聞いたパトリシアは、心のうちで狂喜乱舞の喜びダンスをしているが、表面上は凛としているのでクズノにそのことを気づかれることはない。


「さあ、クズノからの応援もいただきましたので、これで決着をつけましょう」


 パトリシアがオルネラたちへ再び体を向けると、訳のわからないメイド心得を繰り出すのだった。


「メイド心得奥義ノ参……《お父様の結界に防げぬものなし》」


 パトリシアがそう口にした瞬間、ドーム状の氷壁の中にこれまたドーム状の光の結界が広がりを見せて、崩れゆくドーム状の氷壁の代わりとした。


「まさか、父さんの結界!?」

「ありえませんの! お父様の結界はオリジナル魔法ですの。パトリシアごときに真似できるとは思えませんの!」


 アルマの言う通りで、パトリシアが張った結界はただの光魔法の結界に過ぎないが、今ここでそのことは特に問題ではなく、パトリシアに反撃する時間を与えてしまったことがオルネラたちにとって問題であるのだ。


「メイド心得奥義ノ終……《クズノをいじめる子には教育お仕置きです》」


 パトリシアのメイド心得が口にされると、オルネラたちの周囲には倍返し以上の魔法の矢が顕現していた。


「ちょ……アルマ、防壁!」

「わかってますの!」


 パトリシアの反撃により攻守交替となってしまった舞台では、雨あられのごとく降り注ぐ魔法の矢を、必死に結界を張って防いでいるオルネラたちの姿がある。


 一方で皇族専用席にいるケビンは、お茶のおかわりを入れているプリシラに言葉をかけていた。


「プリシラ。パトリシアにいったい何を教えているんだ?」


「メイド道です」


 そう断言するプリシラの入れてくれたお茶を、静かに口に運ぶケビンの代わりということでもないが、ケビンの右隣に座るクリスが口を開く。


「いやいや、それはないよーあれって【無詠唱】だよね? 魔法名が滅茶苦茶だもん」


 それに追従するのはクリスの隣に座るアイリスだ。


「そうですの。パトリシアが【無詠唱】を使えるなんて初耳ですの」


 クリスとアイリスが我が子を追い詰めているパトリシアの母親であるプリシラを追及していると、ケビンの左隣に座るクズミが口を開く。


「うちとしてはクズノを守ってくれはるパトリシアは、妹思いのいい子やと思うけどなぁ」


「クズミぃ……そういうことじゃなくて、プリシラの超絶英才教育でパトリシアが化けていたことを議論してるんだよー」


「どっちにしろ、この試合は残念だがオルネラたちの負けだな。【無詠唱】が使えるパトリシアに勝つのは困難だろ。アルマはそうでもないが、オルネラは真面目に勉強するタイプじゃないし」


「んー……それを言われると母親として辛いところではあるかなーのびのびと育てているから」


「お姉様の悪いところが似て奔放過ぎですの。せめてお姉様みたいに学業も優秀なら良かったのに」


 観客席にて親たちが議論を交わしている中で、戦いの最中であった舞台ではケビンの推察通りオルネラたちが敗北し、パトリシアたちの勝利が宣言されていた。


「さすが私の娘ですね。ちゃんとメイドが何たるかを理解しているようです」


 給仕の終わったプリシラはケビンの後方で控えていたのだが、人知れず娘が勝ったことが嬉しかったのか、小さくガッツポーズをしていた。それを衣擦れの音で気づいたケビンだったが、振り返ることはせずに僅かに笑みを浮かべるだけで、プリシラにツッコミを入れるようなことはしないでおいたのだった。


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