【おまけ②】
第三章における登場人物の活動内容【ガッツリネタバレあります】
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第二章おさらいと、第三章あらすじ……
せかいのおわりを止めるべく、
しかし偽の
ネスはエディン達と共にアンナと合流するためファイアランス王国へと向かう――。
その後、今後の指針を決めるため、ブエノレスパでは騎士団長達の会議が開かれた。
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これ以降は第三章登場人物の、三章内
第三章のキャラクターごとのあらすじのようなものになっております。
「あー、そういえばこんな内容だったな」というまとめ的なページですが、作者としては読むことをお勧め致します(強制ではありませんので)。
☆マークがついているキャラクターについては、是非読んでいただけると嬉しいのですが。
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第一章、第二章の登場人物紹介で年齢と種族を書いているキャラクターについては、割愛します。
※年齢について
ティリス……【実年齢(仮年齢)】です。ティリスは五年で一歳年を取る為、このような表記です。風貌や内面は仮年齢に比例していますが、老化が遅い種族のため若々しい者が多い。
エルフ……例・三百五十三歳(353) だと、大体三十五歳(35)くらい、百九十七歳(197) 大体十九歳(19)くらいだと思ってください。
ライル族……戦闘民族であるが故、二十歳には体は成熟期を向かえ、その力は六十歳まで持続するため、皆若々しい。
魔法使い……例・四百十一歳 の場合、その年数だけ生き抜いてきたたいうこと。精神年齢がそれに伴っているかどうかは、個々による。肉体は衰えても、大半の者が「回復魔法」で老いをなかったことにするため、目に見えて老化している者は少ない。
(目に見えて老化している翁の場合、過去に致死ギリギリまで魔力を使ったことにより、回復魔法に魔力を回すことが出来なくなるという特異体質になる)
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一応、登場順です。
ネス・カートス☆
主人公。
ブエノレスパでアンナに置き去りにされ、エディン率いるミリュベル海賊団と共にファイアランス王国へと向かう。
道中レスカに手をつけてしまった為、故郷のサラに会うことが気まずいなと思いつつも、考えぬように頭の隅へ追いやっている。
途中兄のルークに偶然再会し、思いもよらぬ修羅場に巻き込まれた。
翁【?歳 魔法使い】
本名は不明。騎士団の相談役で、飄々とした老魔法使い。
エディン・スーラ☆
ライル族であることを、同じ一族のレスカに隠している
(一族が滅びれば良いと考えている彼と、一族の繁栄を願うレスカとでは、方向性が違うため)。
十二年前にライル族の里が初めて襲撃された際、エディンの一族(ルーラン家)は里を追われた。その後彼はファイアランス軍に入隊し、その時にアンナに出会った。
レスカの姉レイシャ(故人)とは恋人関係にあった。二年前にライル族の里がレン達によって襲撃(二度目)されたことは知っているが、今のところ彼は襲撃時にレイシャがレンに殺されたことを知らない。
レスカ・ライル・ユマ
ミリュベル海賊団所属の戦闘員で、戦闘民族ライル族の少女。子作りに関してはネス一筋であるが、エリックにも興味を示す。
五年ぶりに弟のリヴェと再会。死した母がネスの兄ルークとの間に子を儲けていたと知り、怒りを爆発させた。
ウェズ・レッダ
ミリュベル海賊団副船長。机に向かう時には眼鏡を着用することが判明。
世界政府直属のアグリー研究機関「月の雫」に所属しており、数年前にアグリーの生態調査で行った世界で「あいつ」に出会い、死に別れた。
ルークが歌った「誕生日の歌」は、その世界で「あいつ」に教えてもらったのでよく覚えており、その歌を歌ったルークの仲間に同じ世界の人間がいるのではないかと仮定。その世界は滅びていると分かってはいるが、ひょっとしたら――という可能性を願っており、ルークに会って真意を確かめたいと思っている。
ベルリナ・ベルフラワー
第二騎士団長兼騎士団総団長。
ブエノレスパでの儀式の終盤、レンに切られ重傷。魔法で誤魔化して職務に励むも、師である翁に見破られ、叱責される。
ティファラの兄弟子にあたる。
アンナのファンクラブの会長を務めているらしい。
エリック・ローランド
アンナの婚約者。殺し屋兼情報屋。
彼女に会うためにブエノレスパヘ来たものの、アンナがレンを追ったと聞き、その上過去の恋人ティファラが生きていたと知り飛び出す。エディンにファイアランス王国へ向かうよう告げたのは彼。
シウラーク・シラー【三十歳 人間】
第八騎士団長。ブエノレスパでの儀式の後、ネスをエディン達の元へ案内した。人間の身であるが、努力に努力を重ね、騎士団長に就任した。
翁によくこき使われる。
ティファラ・マリカ・ラーズ
「無名」に荷担しており、レンが
アンナを迎えに来たエリックを見かけたときは、内心心底喜び、彼が自分を追ってきてくれると信じている。
ギルバート・ウライト
ティファラの部下。ブエノレスパでの儀式の最中は、バネッサと共に控え室にて待機。
バネッサ・ルアイトス【?歳 ティリス】
ティファラの部下。ブエノレスパでの儀式の最中は、ギルバートと共に控え室にて待機。謎多き女性だが、情報屋のライセンスは所持している。
アンナリリアン・F(ファイアランス)・グランヴィ☆
ヒロイン。
情報屋のミカエル・フラウンに連絡を取り、怪我の治療と情報の売買を持ちかけ、その後十数年ぶりに再会。その身を犠牲にして高額な情報を買い取った。
レンブランティウス・F(ファイアランス)・グランヴィ☆
アンナの兄。
左腕を失うも、ボスに治療してもらい元に戻った。
十二年前と二年前にライル族の里を襲撃。ライル族は戦闘力が高すぎるため、今後の計画の邪魔になる前に消そうというボスの意向だった。
イザベラ・インパチエンス
第九騎士団長。ブエノレスバでレンによる襲撃の際、警護を命じられたにも関わらず命令を無視し、弟のイダールの復讐のため、アンナと共にレンを追った。
しかし毒をくらい重傷。第四騎士団長のデニアに絶賛片思い中。
レダ
レンの部下。妖艶な体つきで、彼を魅了する改造型アグリー。
アンナの所持していた短刀を欲するも、レンに止められ仕方なく諦めた。
ミカエル・フラウン【二百五十六歳 エルフ】☆
容姿端麗な長身の男。
情報屋をする傍ら、医者の真似事もやっている。情報屋としての腕は世界でも1、2を争い、彼しか知り得ない情報も相当数あるらしい。
しかしその支払い方法は特殊。女性の場合は金銭か肉体か支払い方法を選べるが、彼が指を立てて自ら提示したときには、その方法は強制(右手は肉体、左手は金銭である)。
かなりの女性好きで、目を引く為に髪を銀色に染めている喫煙者。
ナゼリアでアンナに再会し、彼女に情報を売った。
『あいつ』(人間?)☆
ウェズが異世界で出会ったとされる女性。彼のために「誕生日の歌」を歌ったらしい。
ウェズ曰く、もうその世界は滅びている。
リヴェ・ライル・ユマ【十一歳 ライル族】☆
レスカの実弟。
十年前にライル族の里が襲撃された際、ルーク、リュードと共に脱出。
せかいのおわりの始まりの大地震の混乱に飲み込まれ、弟のリュードと共に誤って人身売買船に乗りこんでしまった。売り飛ばされそうになったため、乗組員を全員殺し脱出するも、慣れない航海で漂流。ミリュベル海賊団に救出される。
ネスの兄ルークのことを、「若父様」と呼び慕う。
リュード・ライル・ユマ【三歳 ライル族】☆
レスカとリュードの異父兄弟。
レスカの母リンネイ(当時三十九歳)とネスの兄ルーク(当時十八歳)の間の子。
二年前にライル族の里が襲撃された際、ルークとリヴェと共に脱出した。
ルイズ・ラートリー【二十三歳 人間】
ミリュベル海賊団船医見習い。童顔を隠すために黒縁眼鏡をかけているが、似合ってはいない。人間のため戦闘力は低い(自覚はあるので、戦わない)。
ハクラ・バルバートン【三百三十三歳(約六十六歳) ティリス】☆
ミリュベル海賊団船医。
海賊団が結成される前は、ファイアランス王国の王族専属医師長だった。若い頃から航海に憧れがあり、エディンがファイアランス軍を抜け海に出る際、乗船を嘆願。国王エドヴァルドにも了承をもらい、自由の身となり晴れて乗船を果たした。
レイシャ・ライル・ユマ【故人 ライル族】
レスカの姉。
雷の
エディンの一族が里を追われた際、族長である父ランディルに隠れてこっそりエディンに着いて行ったが、一年後に連れ戻されてしまう。
父が死んだあとは族長を引き継いでいた。
二年前ライル族の里が襲撃された際、レンによって殺された。
ランディル・ライル・ユマ【故人 ライル族】
レイシャ、ラジュール、レスカ、リヴェの父。九年前に戦死。雷の
ラジュール・ライル・ユマ【故人 ライル族】
レスカの兄。九年前に戦死。
シムノン・カートス【四十五歳 人間)】
ネスの父で
しかし彼の
ソフィア・メータ【三百二十五歳 エルフ】
アンナと共に、レノアがネスを出産する際に立ち合ったシムノンの仲間。
二十年以上前からシムノンと行動を共にしており、彼からの信頼も厚い。
パルマ【三十七歳 人間】
ミリュベル海賊団のコック長。
良い食材が手に入ると、張り切って料理を作りすぎてしまう。
ハイル【二十歳 人間】
ミリュベル海賊団の航海士見習い。レスカの様子がおかしかったのを見て「女には色々ある」と、女心について言及した。
ドラ【四十六歳 人間】
ミリュベル海賊団乗組員。
ハイルが女心について言及した際、「お前は女心が分かるのか」とからかった中年。
ルーク・カートス☆
ネスの兄。レスカの異父兄弟リュードの父であることが判明。ライランデ半島にレスカの弟リヴェとリュードの三人で暮らす家があり、家庭菜園などを楽しんでいる。
父シムノンに憧れ四年前にガミール村を立つも三ヶ月後に遭難し怪我を負う。ライル族の里付近でレスカの母上リンネイに助けられた際彼女に一目で惚れ込み、リュードという子を儲けた。
二年前にレン達によってライル族の里が襲撃された際、リヴェとリュードを連れて命からがら脱出。その途中でレンに出会い「お前の願いはボスが叶えてくれる」と口説かれ、無名に加入した。
ミルスラ・ミント【百十一歳(二十二歳) ティリス】
第十二騎士団長。ナゼリアでアンナがミカエルを待っていた時に偶然通りかかり、話しかけてきた軽薄な雰囲気を纏う口の軽い男。
しかし根は真面目で
シナブル・グランヴィ☆
アンナ直属の臣下で彼女が生まれたときからその身に仕えている。従兄妹であるが故、鋭い目元がアンナに似ている。
十年前に国王エドヴァルドが出した「アンナとの間に子を為せ」という命令は、当時ファイアランス王国で流行のピークだった
(アンナがエリックとの間に跡継ぎを作っていなかったので、国の今後を案じて早く跡継ぎをという意向で出した命令であった。この時エリックは仕事で長期間不在だった為、アンナの相手にとシナブルが選ばれた)
ルヴィス・グランヴィ【百三十五歳(二十七歳) ティリス】☆
アンナ直属の臣下でシナブルの兄。弟と比べて目付きは柔らかく優しげな雰囲気。
十八年前のファイアランスの内乱以前は国王エドヴァルドの臣下であった為彼からの信頼が厚い。その為、十年前にエドヴァルドがアンナとシナブルに出した「子を為せ」という命令の監視役に抜擢された。勘の鋭いルヴィスは、この一件以前からシナブルのアンナに対する想いに気が付いていた。
女性に対しては積極的な性格の為、婚姻については誰も心配しておらず、現在は単身。国内外に複数の恋人を持つ。
マンダリーヌ・グランヴィ【故人 ティリス】☆
シナブルとルヴィスの姉。十八年前の内乱時に己の主であるレンに殺された。彼女もまた弟シナブルのアンナに対する想いに気が付いており、その想いを断ち切るよう再三注意をしていた。
というのも、マンダリーヌ本人も主のレンに対して恋心抱いており、自戒の為にも、そして弟の為にも厳しくあたっていた。
アイザック・アスター
第一騎士団長。ブエノレスパでの儀式の時、仕事でその場には不在であったが、ネスがアンナを引き留めなかった上に追いかけもしなかったことに対して激怒。ネスとの関係がより悪化した。
騎士団長の座につく前は、ベルリナの部下であった為彼女を師として慕っており、重症を負った彼女の元に駆けつけた。
パラシエルとキャラが被っていると皆から言われるが、本人はそんなことはないと全面否定している。
ニノ・ニゲラ【二百歳 魔法使い】
第十三騎士団長。小柄な為、よく存在を忘れられる可哀想な子。
ベルリナの弟弟子であり、師は翁。魔法の腕は立つが気の弱さと泣き虫なのがタマに傷。
ラビエル・ライラック【二百七十九歳 エルフ】
第十一騎士団長。声は可愛らしいが格性格は辛辣。
怪我をしたベルリナの治療をしていた。
デニア・デュランタ
第四騎士団長。アンナに頼まれ、ソート大陸で死にかけのイサベラを回収して、ブエノレスパへと向かった。アンナの数少ない友人の一人。
仲の良い者にはオリジナリティ溢れたあだ名を付けて呼ぶ。
ガブリエル・ガザニアル【三百八十四歳 エルフ】☆
第三騎士団長。騎士団長の中で一番の有名人。ネスが一度は会ってみたいと思っている一騎当千の大男。体格とは裏腹に女性的な口調で話す。
エルフとして回復術にも長けている。普通治療をするのに両手から
クラリス・クラスペディア【百六十七歳(三十三歳) ティリス】
第十四騎士団長。騎士団長会議に向かう廊下でデニアが声を掛けた女性。背が高い上、ピンヒールを好むので、より長身に見える。笑い方が豪快。
オルネア・オミナエシ【四百十一歳 魔法使い】
第十五騎士団長。騎士一の美女と呼ばれる。その美しさ故、パラシエル他色々な男に声を掛けられうんざりしている。
性格は意外と冷徹。
イリス・イベリス☆
第五騎士団長。ブエノレスパでの儀式の際、弟のイダールを庇って負傷した為、騎士団長会議には不参加。同じ貴族の名家イベリス家に嫁いでいるが、十一年前の騎士団壊滅事件で当時第五騎士団長だった夫のイシュファーをアンナに殺されている。その後彼の跡を継いで団長に就任。ブエノレスパにアンナが到着し顔を合わせた際は、私情を殺して任務に徹した。
パラシエル・パフィオペデォルム【三百二十歳 エルフ】
第十六騎士団長。声が大きくうるさいため、どこに行っても鬱陶しがられる。アイザックと少々キャラが被っていると皆から言われるが、本人は全く気にしていない。
宝石好きで、常にすべての指に色とりどりの指輪をはめている。
ローリャ・ライル・ローズ【四十三歳 ライル族】☆
第十七騎士団長。騎士団長唯一のライル族で戦闘力は全騎士団長中トップ。
レスカの伯母で、二年前にレン達によってライル族の里が襲撃された際には里におり、子供達を逃がすことにつとめ、生き延びた。生き残ったライル族の子供を一人で世話している。
その後、生活費を得るために騎士団に入団し、過去最短で騎士団長の座に登り詰めた。
騎士団長会議でシャギエルを泣かせてしまった。
シャギエル・シモバシラ【百九十七歳 エルフ】
第十八騎士団長。ニノについで気が弱く、騎士団長としては新参。
会議室でローリャの振り回した三つ編みの髪留めが額に直撃し泣いてしまう。
イダール・インパチエンス
第七騎士団長。ブエノレスパでの儀式の際、レンに襲われたが姉のイリスに庇われ軽症。
世界政府直属のアグリー研究機関「月の雫」に所属。ウェズの上司にあたる。
タチアナ・タチアオイ【三百五十三歳 魔法使い】
第十九騎士団長。穏やかな者が多いとされる魔法使いにしては珍しく血の気が多く、好戦的。「十九騎士団には弱い者はい不要」と言うのが口癖で、自ら部下の稽古をつける面倒見の良い一面もある。
カクノシン・カキツバタ【三十八歳 人間】
第十騎士団長。騎士団長の中で唯一、
時々語尾に「ござる」と付けたり、不思議な言動が多いことから、イダールに目をつけられている。
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