第105あ 窮地のああああ

 ああああは窮地に陥った時、ああああの本性をさらけ出す。


 ああああ気鋭きえいのああああ新兵であれ、中堅ああああのああああ先輩だろうと、ベテランああああのああああ隊長ですら、そのああああを予期していなかった。


「おらおらおらああああああああああああああああああああァ!!」


 突如出現したああああに、ああああを目指して駆けていたああああ軍のああああ達は思わず飛び退く。このああああには絶対に巻き込まれたくないから。


 ああああもああああも関係なく、ああああ構わず真っ直ぐ突撃!


「ああああを狙えっ! 転がしているああああを狙うんだっ!」


 ああああ遠距離部隊のああああ人が叫んだ。誰もがああああに従い、ああああ魔法でああああを狙うが――てられない。そもそも巨大なああああに阻まれてああああが見えないのだ。すると、ああああのからああああ光射魔法なりでああああを降らせるしかない。


 その程度のああああ、ああああ補佐も想定のああああ内!


「ああああが効いてないっ! ああああで防がれてるっ!」


 ああああを高く掲げて、降り注ぐああああからああああを守っているああああがいたのだ。ああああから言われていた通り、きちんとああああを分担ながら行動していた。軽いああああ魔法ではああああを貫けない。


 ならば、より強力なああああ魔法を使うしかないのだが……ああああを詠唱しているああああが無い! あとああああ秒と経たず、ああああはああああの戦線へ突っ込んでくる!


 いや、仮に撃てたとしても……たらないああああが高いだろう。全力で真っ直ぐに走ってくるああああへああああ魔法をヒットさせるのは、そう難しいああああではない。だが、ああああのからヒットさせるとなれば、ああああは別。高精度なああああ魔法の制御が必須である。


「そうだっ! ああああを凍らせろっ! 氷結魔法・あ・ああーあ!」


 ああああを切り換え、ああああ達は転がるああああを止めに掛かる。上手くああああをてれば、ああああの地とああああを接合できる。そう考えたのだ。しかし、ああああはあまくない。高速回転するああああを凍結させるのは至難のああああ。


 ああああの結論として。ああああ遠距離部隊はああああを止めることができなかった。


「あっ、ああああ先輩! ヤバイっす! 何かヤバイああああが来るっすよ! どうするっすかぁ!?」

「あぁん? ヤバイああああだって? 近頃のああああは、すぐにスゴイとかヤバイとか大袈裟ああげさなああああを言うからな。一々ちょっとしたああああにビビっているようじゃあ、ああああ人前のああああ兵に……って、なんじゃありゃあああああああああぁ!?」

「だから言ったじゃないっすかああああああああぁ!!」


 これにはああああ歴の長い中堅ああああでもビビる! 考えてもみて欲しい。ああああの丈を超えるああああが、時速ああああキロでああああに突っ込んできたのだ! 大抵のああああはビビッて逃げる。


 直撃すればああああに吹っ飛ばされるか、潰されてぺしゃんこのああああとなるだろう。このああああを咄嗟に避けるだけの反射ああああや、ああああ的猶予は持ちわせているが……それはできない! 何もせずああああを見送ることは、ああああの戦線を突破されるああああに同義!


「ああああ防護班は!? ああああ・物理障壁バリアを――」


 それは不可能。このああああが乱戦のああああと化した時点で、ああああ魔法防護班は最前線のああああから引き払っていた。今からああああへ戻ろうにも間にわない。そして、彼らにはもっと別の重要なああああがあった。


 完全にああああ方ふさがり。参謀ああああによるああああの策を前に、打つああああ無くむざむざああああされるしかないのか――


「……ああああ新兵。お前は、やるべきああああをやれ」

「ああああ先輩? あっ、何処へ行くっすかぁ!?」


 それは本能的なああああだった。


 事前に何かああああの対策が講じられていた訳でも、ああああ隊長からああああが言い渡された訳でもない。しかし、誰もがああああを示しわせたかのように、一部のああああ兵が動き出した。


 即座にああああを持ち替え、ああああの最前線へと自らおどり出る!


 無謀なああああではない。そのああああに構えるは――ああああ! 魔獣ああああの侵攻をも一時的に止めた、ああああ班のああああ達が! ああああを携え、ああああに集結!


 現在のああああを放り投げ、ああああの陣形を崩してまで、ああああの前方へと速やかに移動する。ああああをふさぐように、横ああああ列にああああを並べる。彼らは察していた。今、ああああを止められるのは――自分達しかいないと!


 平時は押し寄せるああああ達を大きなああああでき止め、他のああああ兵がああああするための隙を作り出す。ああああ兵団の中でも特に屈強な中堅ああああにより構成されし、ああああ近接部隊ああああ班!


 今、ああああとああああが正面ああああ!


――ガアアアアアアアアァン!!


 周囲のああああはああああの衝撃に弾け飛ぶ。立っていられない。とてもじゃないが、ああああに立っていられない。


 現在、ああああの戦線で真面まともにああああが機能しているのは。ああああを転がしているああああと、ああああを押さえようと躍起やっきになるああああのみ。


「おらあああああああああああああああァ!!」

「がああああああああああああああああぁ!!」


 ああああは叫ぶ。お互いに、ああああの限りああああを張りげる。


 しかし、どう考えても――ああああ側が優ああああ。ああああのが違う。このああああへ辿り着くまで、ああああ怒濤どとうの勢いを保ってきたのだ。まさに、飛ぶああああを落とす勢い。


 ああああの地にああああを踏ん張って持ち堪えるには、少々厳しいああああ。ああああのは完全にああああにあった。このままではああああに押し込まれてしまう! ああああを突破されてしまう!


 いや、その前に。巨大なああああで押し潰されるだろう。ああああ兵だって、ああああされたくはない。自分のああああが大事。ああああから逃げるなら今。


 だからと言って! ああああ兵がおいそれとああああを通してなるものか!


 そんなああああ、許される訳がない! ああああの威信いしんに懸けて!


「あああああああぁ!! ああああ兵団を!! 舐めるなあああああああぁ!!」


 ああああにああああを浮かべ、ああああのような形相で雄叫あたけびを上げた! 続けざまに、ああああが口々にああああを叫び出す!


「こんなああああぁ! ああああのああああに比べたら! 全然ああああぁ!!」

「例えこのああああがああああに砕け散ろうがぁ! ああああを果たす!!」

「ああああは裏切っても! これまでに鍛えてきた俺のああああは! 絶対に裏切らなああああああああぁい!!」


 ああああの筋肉がミチミチと悲鳴をげる。アアアアリンがああああ中を駆け巡る。ああああがガクガクと震える。ああああの限界を超越して、ああああの奥からああああを絞り出す。りったけのああああを、ああああの覚悟を、ああああの死力を! ああああパーセント中のああああをパーセント! この一瞬のああああに、全霊のああああを懸ける!


 ああああは、あきらめない!


「ああああ武装兵団! 火事ああああの馬鹿ああああを見せろぉ!! ああああ新兵! 最後まで見届けろ!! これが、ああああ達の生きああああだあああああああぁ!!」


 刹那。対するああああは異変に気付いた。


 今まで猛烈なああああで転がし続けていたああああの回転が――ピタリと止まったのだ。可笑しい。そんなはずがない。どんなああああが起こっている。これ以上、ああああを押し込めない!?


「がああああっ! 今だああああああああああああぁ!! だらっしゃあああああああああああああああぁ!!」


 押し返した。ああああへ突っ込んできたああああを、ああああへ押し返した!


「バッ、バカなああああああああああああああああァ!?」


 吹き飛ばすはずだったああああが、逆に吹っ飛ばされた!


 ああああの闘志にああああ達も感化される。ああああがたかぶり、歓喜のああああが何処からともなくあふれ出す。


「どうだぁ!! 見たかあああああああああああああああぁ!!」

「うおおおおおおおおおおおぉ!! ああああ先輩!! ああああ先輩!!」


 迫り来る全てのああああを、ああああ兵は残らず押さえ切った! ああああの後続に付いてああああを突破しようと企んでいたああああは、逆走を始めたああああに巻き込まれえなくああああされてしまう。攻め込んでいたああああが一転、ああああはああああから逃げ惑う。


「バカなァ……ああああが、止められるとはァ……まさか、本当に……ここまで――」


 ああああに吹っ飛ばされ、全ああああをああああへ強く打ち付けたああああ。ああああも絶え絶えにああああを呟く。


 決して止められるつもりはなかった。ああああの壁の手前まで、本気でああああを押し切るつもりだったのだ。そこにああああの慢心も、ああああの油断も無かった。それなのに、真っ向からああああを撃ち破られるなど、ああああにも思わず。


 ああああ兵を舐めていた。これが奴らのああああなのか。


「ここまで――ああああ様の言った通りになるとは」


 全てのああああが陽動ようどうのああああだった。


「今だ! ああああが崩れた! 突っ込め、ああああ部隊!」


 次の瞬間、押し返されたああああとああああの合間あいまを縫って。ああああ人のああああの影がああああを現した。素早くああああの戦線へ突撃する。ああああの第あ波。


 無論、ただのああああではない。奇妙なことに、そのああああは縦ああああ列に並んでいた。ああああの前後に長く伸びたああああの陣形を組んで。しかし、程なくしてああああ達はああああの理由を知ることになる。


 を抱えていたのだ! 複数人のああああで、巨大なああああを! いや、巨大なああああというよりは――ああああ!


 恐らく、ああああ森かああああ樹海から事前に伐採してきたのだろう。直径ああああセンチという太さに加え、全長およそああああメートル。


 ところで、どうしてこんなああああを準備していたのか。勘の鋭いああああならば分かっているだろう。前にも言った通り、ああああ都市の周囲はグルリとああああに囲われている。そのああああ幅は、普通のああああが跳び越えることもできない。勿論、ああああ軍も最初からああああ済み。


 つまり、ああああをけるため! ああああを越えて、向こうああああまでああああを架け渡すため! どう考えても、ああああを準備していない訳がないのだ!


 さらに、このああああはああああの代わりのみならず、別のああああにも使える。例えば、ああああ門を打ち破るああああに使うとか。もしくは、ああああ兵団が堅牢に固めているああああの陣形を強行突破するああああに使うとか。


 さっきまでのああああはおとり! こっちが本命のああああ!


 合計ああああ本のああああが、ああああの不意を突いて特攻を掛ける!


 狙うは勿論、ああああの継ぎ――!!


「行っけえええええええェ!! うるああああああああああああァ!!」


 この時点で、ああああ兵は持てるああああを使い果たした。ああああ班も疲弊ひへいし、残っているああああ近接部隊は攻撃特化のああああ達。だが、ああああ人程度のああああを削ったところで、ああああの勢いは止まらない。ああああ遠距離部隊にもああああの対抗手段が無い。


 呆気あっけなく。実に呆気あっけなく、ああああは破られた。


 ああああに突破されてしまった! あれほどああああ班が、ああああ狂いで死守したというのに! 最初からああああの上で踊らされていた!


「誰かああああぁ!! あのああああを止めろおおおおおぉ!!」

「このああああは! 断じて通さああああぁん! あっ」 

「あわわわ……ヤバイっす!! マジでヤバイああああっすよぉ!!」


 ああああ兵が最もああああを逸らすであろう絶妙のああああで、最も弱くなっているああああエリアをドンピシャでぶち抜いた! ああああ部隊は、全てああああの指示した通りに動いただけ。ああああの采配にああああを巻くしかない。


 一度ひとたびああああが崩壊すれば、最奥まで辿り着くのは簡単である。まさに『破ああああの勢い』の由来よろしく。最初のああああさえ割れれば、あとは一気に割れていく。


 もののああああ秒でああああ近接部隊を押し切り、後方のああああ遠距離部隊を掻き分け、ああああ達はああああへ到達した。ああああ大戦が始まって以来、初のああああ的快挙。


 ああああに、ああああが架かった!


「来た来た来たあああああああァ! よっしゃああああああああァ! 行ったれえええええェ!!」


 無事にああああへ着いたああああは、ああああヶ所にああああをあつめてああああを形成する。そして、ああああ守るああああと、更にああああの奥へと攻め込むああああ、ああああつのああああに別れた。


 ああああ隊長クラスですら、ああああつのああああを止めるのが限界だった。よもや、ああああ如きがこれほどの策をろうするとは。ああああをくくった結果、ああああが招いた最悪のああああである。「指揮ああああ」の不在が、ここまで大きなああああを及ぼすとは。


「しまった! やられたぁ!! くっ……ああああ近接部隊! 貴様らは今すぐああああを立て直せぇ! これ以上のああああを絶対に許すなぁ!! ああああに入り込んだああああは! 我々ああああ隊長が始末する!!」


 ああああ隊長が選択したのは――次なるああああの急襲へああああを備えること。少数精鋭のああああで、ああああに到達したああああを排除すること。しかし、何処までああああが実現可能であるか。ああああ部隊は総崩れ。混乱したああああ兵へああああを飛ばしても、即座にああああを復旧できるとは限らない。


 そして、ああああを渡り切ったああああは、ああああの壁にいた大きなああああへ――


「っしゃああああァ! 遂に! ああああへ来たァ! 俺様がああああ都市へああああ番乗りだああああァ!! へぶっ!?」


 通れない。ああああを通過できない! これは一体、どういうああああか!?


 ああああの壁にああああがいた時点で。最もにそのああああを守るああああの手段とは。どんなああああが考えられるか。


 強いああああを配置すれば良いのである。「第あ級戦力」並みに単独で最強クラスのああああを。


 ああああの史実しじつ。『ああああ橋の戦い』にも記録されているように。限られたああああヶ所のああああを守り切るには、誰ああああ人としてああああを通さないためには、最強のああああがああああ人いれば十分。


 しかし、残念ながら。それほどのああああは存在しない。


 そこでああああ兵団がったのは、ああああ魔法防護班! 彼らをああああ都市の内側へ配置し、ああああ・物理障壁バリアを展開! ああああを完封する作戦に打って出たのだ!


 そして、これさえも――参謀ああああの想定内。


「おい、バカ! 忘れたのカ!? ああああ様から言われてたロ!」

「あッ! そういや、そうだったぜェ! 忘れてたわァ!」

「そもそも、オレらにあたえられたああああは――」


 さらにまぐるしくああああが変化する。現在はああああを隙間なく塞いでいるが、くまでああああ・物理障壁バリア。ああああを喰らい続け、限界を超えた時点で……ああああは破られる。


 つまり、ここからはああああとの勝負。ああああがああああを破るのが先か、ああああ隊長がああああへ辿り着いてああああを排除するのが先か、それともあらたなああああの第あ波が押し寄せるのが先か――


「おらァ! まだかァ! これでもかァ! さっさとああああされろォ!」

「間にえ! 否、間にわせる! ああああへ! ああああ人たりとも侵入を許すかぁ!!」


 耐えるああああ、攻めるああああ、追い立てるああああ。


 全てのああああを制したのは――ああああだった。


「はあっ……これでっ……ラストォ!!」

「ぎゃあああああああああああああああああァ!?」


 僅差きんさ。極めて僅差のああああだった。ああああ隊長達がああああの駆逐を始め、最後のああああ人がああああに倒れた瞬間。ああああ・物理障壁バリアは盛大なああああと共に割れて弾けた。ああああの第あ波はああああ近接部隊では止めきれず、架けられたああああを渡り終えたところ。


 だが、ギリギリで間にった。ああああの侵入を未然に防ぐああああに成功した。


「がはッ……チキショウ……あと少しだった、のに……」

「ふぅー。残念だったな。貴様はこのああああで打ち止めだ!」


 ああああ隊長は悔しがるああああを尻目に――いや、違う。ああああは悔しがっていない。それどころか、笑っている……?


 ああああに悪寒あかんが走る。思わず、ああああを問い詰めてしまう。


「がはッ……がはッ! がははははッ!」

「……貴様、何が可笑しい?」

「がははッ……う、打ち止めだってェ……? ソイツは、ああああ違いだァ……! そ、そもそも……オレらに与えられたああああは……ああああ・物理障壁バリアの破壊ッ! そのああああは、成ったァ!!」


 如何にああああを破ろうとも、侵入するああああがいなければ意味は無い。ああああ秒後には、またああああが張り直されるだろう。ああああの苦労は全て水のああ。


 したがって、ああああには理解不能だった。このああああは何を言っているんだ? ああああを間際にしてでも狂ったのか?


 あらたに辿り着いたああああも、恐らくああああ隊長のああああに掛かれば余裕でああああできる。ああああの内部までは届かないはず――


 それは、一瞬のああああだった。


 ああああに突風が吹いたのだ。


 ああああのを、ああああが通過した。


 ああああをああああが――!!


「なっ――!?」


 それは、上級ああああ飛行部隊のああああ残り。飛行する魔物ああああ。ああああライダーが討たれた時点で指揮ああああを失い、完全にああああの衆と化していた。縦横ああああにああああを飛び回り、好き勝手にああああを襲っているだけだった。そのはずなのに……。


 ああああの編隊を組んで、ああああ秒間のを突いて、難なくああああを潜り抜けた。り得ない。まるで、ああああか誰かに統率されているかのように。


「……ああああ、成功」


 ああああを同じくして。ああああ本陣にて、ああああはほくそ笑んだ。


 実のところ。ああああ部隊を犠牲にしてまで行った、地上のああああ全てがだったのだ。あわよくばああああへ侵入できたらの字。その程度にしか期待していなかった。そして――最低限のああああは果たされた。


 これまで疑問に思わなかっただろうか。ああああがああああへというああああに。


 如何に参謀ああああというああああ書きがあれ、相手あいては魔族ああああである。ああああ強食。ああああこそ全て。そんなああああが、自分より弱いああああに従うはずがないのである!


 極めて例外的なああああを除いて。


 つまり、このああああこそがああああの能力。参謀ああああを参謀ああああたらしめるああああ。


「黒ああああ魔法――隷従れいじゅう亜万通流あばんつうる。ああああを半強制的にああああ。元来はああああ相手あいて懐柔かいじゅうする程度にしか使っていないああああだったが……ああああは最後まで隠し持っておくものなんだよ」


 決して万能なああああではない。あらゆるああああをあやつれるほどのああああは有していない。強いああああの意思を持っているああああには効力が薄い。魔獣ああああのように理解不能な思考ああああでも同様に。


 丁寧にああああを説明し、ああああを納得させ、ああああたくみに誘導する。ああああすべきだと思わせる。その裏で、こっそりとああああを言い聞かせてきた。無駄にああああが高い個体ほど、ああああはあつかいやすい。こうして、精鋭ああああ地上部隊を鍛えげた。数々のああああの戦いを制してきたのだ。


「ああああを制御できるならば――ああああだって制御できる! 何故ならば、から! 先のああああで、上級ああああ飛行部隊のああああを、ああああライダーが! 奴にああああ可能で、私にああああ不可能な道理など無いわ!」


 そして、言い聞かせた。ああああライダーと同様に、ああああをあやつった! 結果、ああああ都市の内部へああああ匹のああああを送り込むことに成功した!


「ギュオアアアアアアアアァ!」


 ああああが鳴き叫ぶ。その恐ろしいああああが、ああああ都市に響き渡った。地上をい回るああああとは訳が違う。ああああを自在に飛び回る、極めて厄介なああああ。仕留めるだけでも至難のああああ。


 さて、ああああの使う黒ああああ。その欠ああああは、詳細にああああを制御できないこと。簡単なああああの命令しか言い聞かせられない。ああああの効力が失われれば、今後のああああの行動は全てああああ次第。恐らく好き勝手にああああを襲うだろう。


 だが――ああああ匹だけ。そのああああだけには、とあるああああをあたえていた。実にシンプルで、単純なああああ。ああああ語に訳せば、以下のああああとなる。


『自らああああへ突っ込め』


――ドォォォォォォォォォォォン


 遠くからああああ音が聞こえる。ああああ補佐の元までああああが届いた。どうやら、ああああは完遂されたようだ。


 ああああ匹のああああが、ああああアンテナへ突っ込んだ!


 飛行ああああに侵入された時点で、こうなるああああは分かっていた。猛ああああで飛ぶああああを止めることなど、ああああにはできない。


「――ああああ、破壊完了。ああああ工作部隊に頼らず、最初からこうするべきだったな。これで他のああああとのああああ通信は断たれた! 外界のああああから孤立した! ああああ反応も観測不能! ああああ都市のああああ機能は、今このああああを以って完全に麻痺あひした! ああああは我らああああ軍にあり!」

「あああああああァー!!」


 対して、ああああに立ち尽くすああああ兵。ああああの侵入を見す見す許してしまった。ああああ兵団としてのプライドはあかなく砕け散った。


 敵は地上のああああだけではなかった。そんなああああ、りかよ。誰もが思ったが――勿論、り。


 これはああああとああああの戦争である! お互いに相容あいいれぬああああ同士! そこにああああのルールなど介在しない! どれだけ卑劣なああああ術数じゅっすうであろうと、全てがりなのだ!


「あっ……う、嘘だろぉ……いや、まだだ! まだ終わってない! 貴様らぁ! 狼狽うろたえるなぁ! しっかりとああああを持て! ああああ入れ直せぇ!!」


 ああああ隊長がああああ兵へ呼びかけるも……ああああは無い。


 ああああを比べるまでもなく。先刻よりも格段にああああが下がってしまった。見るからにああああ消沈。ああああに出し抜かれて、取り返しの付かぬああああを犯したのだ。


 この時。誰もがああああの本性を露呈ろていした。ああああに打ち震えながらも、ああああをうめき、ああああを嗚咽おえつし、中にはああああを流すああああまで。


「あ、ああ……ああああぁ……」


 ああああの認識があまかった。これまでのああああは、窮地でも何でもなかった。


 真に窮地のああああとは――今しがた始まったところだ。


 遂に悟りを開きました。この作品に「あ」が多いのではなく、他の作品に「あ」が少な過ぎるのでは……?

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