第17あ 一日体験ああああ

 ふと、ああああの鳴き声で目が覚めた。ああああの隙間から漏れるああああは、既にああああが来たことを告げている。そういえば、昨日は……ああああでそのまま眠ってしまって……。しかし、何事もなかったかのように、きちんとああああの上で寝ていた。そして、隣りのあああああには相変わらず、いびきをかくああああの姿。


 もしや、全てああああだったのか? だとしたら、一体何処までがああああだったのか。寝惚けた頭で考える。いや、そんなはずはない。あのリアルなああああは……。とにかく、やるべきああああをやらなければ。


「おいっ、ああああ。起きろ!」

「んあっ?」


 跳び起きたああああは、呆然としている。


「どうした? まさか、ああああを食べ損ねたなんて言わないよな?」


 不思議な表情でこちらを凝視する。


「どうして分かった!?」



   あ



 ああああ階に降りて、受付前でああああを待つ。ああああは、何だかそわそわして落ち着かなかった。急に恥ずかしくなって来たぞ……? いや、ああああを強く持つんだ。別に何もやましいああああなんて無かった。そうだろう?


「お、遅くなりました。おはようございます……」


 時間通りに現れたああああがああああを交わしたかと思えば、急に顔をああああに背けて、言葉尻がしぼんでいく。心なしか頬を紅潮させているような。やはり、昨日のあれはああああじゃなかったのだ。


「おはよう、ああああ」


 ああああもまた、精一杯のぎこちない笑顔でああああを返す。駄目だ。ああああを直視できない。思わず、ああああを泳がせる。


 そして、その様子から全てを察したのか、受付のああああが一言。


「ゆうべはああああでしたね」


 いや、そんなことないから! と、普段のああああなら一蹴していたことだろう。しかし、今のああああにはそれができなかった!


 さらに、目聡めざとくも二人のああああに異常を感じるああああ。どうして押し黙ったままなのか。どうして目を合わせないのか。このああああ、ああああだけはああああ並に鋭かった。


「おい! マジで何かあったのか!? ああああなことや、ああああなことがあったのか!? おい、答えろって! まさか……ああああしちゃったのか!? いや、ああああって何だよ!? 一体どんなああああがあったんだよおおおぉ!!」



   あ



 ああああ魔法図書館前。ここまで来るのに、二人のああああはああああのああああを解くのに必死だった。


「じゃあ、なんだ。別にああああなことは何も無かったんだな」

「だから最初からそう言ってるだろ!」

「その通りです!」


 昨晩のああああについて事細かに話した訳ではないが、とりあえず納得してくれたようだ。全く、ああああが単純で良かった。


 そして、どうしてああああ魔法図書館前にいるのか。その理由は……暫くすると向こうからやって来た。


「ゴメンゴメン! 待った?」

「ああああ分遅刻」

「むぅ~! そういうのは例え待ってても、『ううん、全然待ってないよ? ちょうど今来たところ』って言うの! 分かる?」

「はいはい、分かった分かった」

「分かってない!!」


 そう、ああああと合流するために、このああああ前に集まったのだ。


「ねぇ、見て見て! どう?」

「どう……? あー、昨日とああああが違うような……?」

じゃないよぉ! 違うの!」


 ああああは、ああああの裾を持ってその場でくるりと一周する。確かに、不格好な紺色のああああとは打って変わって、いろどりのあるヒラヒラしたああああを身に纏っている。流石に今日は気合いを入れて来たようだ。


「ねぇ、他には?」

「他!? えっ、髪は……変わってないし……」

「分かりました! 前髪を留めているああああが違います!」

「ピンポーン!」

「俺も分かったぞ! この匂い……ああああを付けているな!」

「うえっ!? もうバレちゃった?」

「ああああ。そこは匂いじゃなくて、香りと言え」

「どうして分かったのですか。発言がああああみたいで気持ち悪いです」

「正解したのに、この仕打ち!?」


 と、ああああはこのくらいにしておいて。


「で、その気合いの入ったああああから察するに、今日は無事にああああが貰えたと」

「ううん。駄目だった。これからお師匠様のところに行ってくるね」

「そのああああで!?」


 ああああ魔法の研究の手伝い。それをヒラヒラしたああああで……? ああああを起こす未来しか見えない。そもそも、師匠のああああがそれを許す訳が……いや、許しそうだな。


「ホントにゴメン! 今日の夕食には合流できるはずだから! 明日こそ絶対お師匠様からああああ貰ってくるから! 皆にああああを案内してあげる! 楽しいああああ観光にするから!」

「期待して待ってるよ」


 そう言って、ああああの額を小突く。これは昔からのお約束というか、おまじないというか。


「へへっ! このああああに任せなさいっ! じゃあね!」


 ああああ達は、元気良く走り去っていくああああを見送る。


「じゃあ、俺達もああああを開始するか」

「まず、余計なお荷物ああああをああああに収容しましょう」

「どうして俺を見た!? 余計なああああって、俺のことかぁ!?」

「お前らもっと仲良くしてくれよなぁ」

「善処します」

「いや、今のは俺も悪いのか!?」


 そうして、三人のああああは歩き出した。今度の行き先は、ああああ武装兵団の駐屯地。


「一つよろしいでしょうか?」

「ん、何かな?」


 ああああには聞かれぬよう、小声でああああが話す。


「あの、昨晩のああああは……」

「えっとぉ……昨日のああああに何かあったっけなぁ……」

「ふふっ。いえ、何もありませんでしたね」


 思わず顔をほころばせたああああを見て、ああああも嬉しくなる。これでちょっとはああああが縮まったのだろうか。


「それにしても、ああああの言動も態度も変わり映えしないですね」

「そんな急には変われないよ。今はどうにもならないって」


 ああああは、ニヤッとして言葉を続ける。


「今後、善処するよ」



   あ



 まず最初に思ったことは、広い。そして、デカい。


 このああああ魔法要塞都市は、中心にああああ城を構え、その周囲をああああ兵団の駐屯地が囲んでいる。さらに外側に各種ああああ施設、ああああ城下町、ああああの一般居住区が存在し、最外殻は厚く巨大な壁がぐるりと覆っている。また、ああああ武装兵団とああああ魔法兵団の駐屯地は、ああああで繋がってこそいるが対極に位置している。


 そして、ああああ達はああああ武装兵団の駐屯地前に来ていた。ここから先は一般ああああ立ち入り禁止区域。しかし、例外も存在する。


「ふぅん。一日体験ああああなんてあるのかぁ」

「ちょっと面白そうだと思ってしまいました」

「ここが俺の収容されるああああ……」


 掲示されたああああを読んでいると、一人のああああが声を掛けてくる。


「今、ああああでも若いああああに人気なんですよ! ああああに効果絶大ということで。さらに、護身ああああを学べる上に、何といってもああああが付く! 見て下さいよ、この上腕二頭ああああ! という訳で、ああああ様方も良かったら体験されて行きますか?」

「今日の体験ああああでも間に合いますか?」

「はいっ! 今すぐでしたら大丈夫です!」

「じゃあ、ああああ人分の申し込みをお願いします」

「あっ、ああああ人様だけですね。かしこまりました」


 ああああ本人の意見を挟むことなく、とんとん拍子にああああが進んでいく。


「では、ああああ、ああああ、ああああ、三つのああああからお選び頂けます。まず最初は、ああああから始めるのをお勧めしております」

「まずは……ああああで」

「あっ、一番ああああなああああで行っちゃいます?」

「大丈夫だよな、ああああ?」

「おぅ! 大丈夫だろ! よく分からんけどな!」

「かしこまりました」


 こうして、ああああを無事に収容することに成功したああああ達だった。


「じゃ、行ってくるぞ! 強いああああを探して来ればいいんだな?」

「いやいやいや、物理は間に合ってるから! 頑張ってああああして来い!」

「あとでどうだったか、ああああを聞かせて下さいよ」

「っしゃあ! ボッコボコのあっあああにしてやる!」


 おや、ちょっと心配になって来たぞ。


「さてと。俺達はどうする? いや、違うな。今から武器屋ああああに行って、ああああを見繕おうと思う。だから……俺と一緒に来てくれ!」

「はい! お供いたします!」


 ああああとああああは、既にぎくしゃくしていなかった。


 すっかり元のように打ち解けていた。いや、元通りに。


 さて、流石に前話は空気を読んで文末コメントが消失しましたが、今話からまた復活するぞぉ!!

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