第50話 ~異世界女の子解剖記録~ シッポのかわいい嫁ができました

第50話 ~異世界女の子解剖記録~ シッポのかわいい嫁ができました。



※ 若干『エロ』ありです、ご注意。



「はっ!」


 俺は夜中に目を覚ました。


「何か衝撃的なことがあったような…」


 記憶をたどると浮かんでくるのは女性のシンボルたる二つの丘。

 わしづかみにするとちょっとだけ手からはみだす絶妙の大きさ。横になっても形を崩さない見事な足りと弾力。

 先端のサクランボも、サクランボを囲むリングもとてもきれいだった。


 括れた腰と豊かな形のいいおしりの作りの出す魅惑のライン。そしてすらりとした足。消して太ってはいないのに女の子らしい柔らかな素晴らしい肢体。


 そして今まで一度も不自然な力が加えられたことの無いような綺麗な形の女性自身。

 火のように熱く、それでいてつきることなく湧き出す泉。


 ネムちゃん…いや、ネムとの初夜の記憶。

 獣人、異世界人と入っても基本は人間と、つまり俺たちと何も変わらなかった。

 間違いなく男と女である。


「ん?」


 体勢を変えようとしてかなえられないことに気が付いた。

 ネムちゃんが…俺の腕にしっかり抱き着いているからだ。

 俺が腕を動かすと柔らかい胸の感触が帰ってきてドキドキする。


「いかんいかん。このままではまた元気になってしまう」


 夫婦になったのだからそういうことをしてもいいのだが、寝ている嫁にというのはダメだ。それには限度があり、軽いいたずらまでしか許容されない。

 自分ルールだけどね。


 そう、ネムちゃんのプロポーズを俺は受けることにした。

 ネムちゃんはオスとして俺を求めてくれたが、本当は俺こそが誰かを求めていたのかもしれない。

 ここは異世界だ。俺とはかかわりのない世界だ。

 俺はこの世界で何者ともいかなるつながりも持っていない。


 俺には誰かが必要だったのだ。


 ではそれがネムちゃんかと聞かれれば必ずしもそうではないと思う。

 ミルテアさんでもOKだったと思う。


 だが俺を求めてくれたのはネムちゃんで、そして選択はなされた。

 この子が俺の嫁で、俺はこの子といっぱいエロイことをして、子供を作って生きていく。

 これをもって俺はこの世界に居場所を確保したのだと、安心できた。


『うん、ここが俺が生きていく世界だ』


 地球にいるあの子を思い出す。

 もうずいぶん長い時間が流れた。

 きっと立ち直ってくれていると思う。

 きっと幸せでいてくれると思う。


 あいつと俺の友人たちはいろいろコアすぎる連中だが、信頼もできる連中だ。きっと晶を支えてくれただろう。


 晶よ。幸せになっておくれ。


 万感の思いを込めて俺は祈る。

 世界が隔てられればそれは死別と何ら変わりはない。

 草葉の陰から幸せを祈るようなものだ…


 さて、ネムちゃんだが、獣族なので基本は人間と同じでも人間と違うところもある。

 まずシッポ。


 当然シッポが生えています。


 このシッポだけど昨夜、とうとう詳しく見ることができた。愛撫の中でね。尻尾の付け根をぐりぐりらされるとなんかたまらないみたい。居ても立っても居られないみたいにじりじりするようだ。大変良い。


 このシッポだが普通に脊椎の延長として生えている。つまり尾てい骨から伸びているわけだ。

 シッポ自体は毛におおわれ、ビロードのようで触り心地が良い。

 付け根の周辺だけやはり毛におおわれていて、他は人間と同じでつるつるのおしりだ。


 つるつるなんだがちょっと変わったところもある。シッポの両脇おしりの上側から腰の括れのあたりまで、薄い赤いラインで描かれた文様のようなものがあるのだ。

 繊細で優美な曲線でできた…文様だ。


 ネムちゃんの話によると種族紋と呼ばれるものらしい。

 普段は見えてなくてお風呂なんかで血行がよくなると浮き出てくる。

 つまりHの最中で燃えているときなんかも浮き出てくるのだ。


 この文様だが、俺が見るところ魔力回路のようなものだと思う。

 事実魔力を流すとこの文様に沿って流れ、さらには全身に魔力の流れるラインが見える。

 メインの太いラインだけで、細かいラインはうまく流れないようだが、間違いないと思う。


 これのいいところは魔力が流れるといろいろ敏感になるらしいということ。

 抹消まで俺の魔力操作で魔力を循環させてみたらすごかった。


 ものすごく気持ちよいみたい。

 ネムちゃん処女だったのにその瞬間からものすごい乱れようだった。うん、えがった。


 まあ、えっちのためのものではなくたぶん身体能力を上げるためのものだと思うし…それに気持ちいいのはいいことだからいたすたびにちょっといじってみよう。うん。


 さて、獣族の女の子解剖講座はさらに進みます。


 つまりいきなり耳です。ケモミミです。


 おっぱい? 大きくて形がよくて張りがあって素晴らしいよ揉みごたえがゴイス!


 後身体も柔らかくてすごくいろいろなポーズが取れます。

 女の子らしく全身柔らかいボディーラインで、実に女の子らしいスタイルで、でも筋肉に力があって、それでいてすごく柔らかい。


 そういうのって体の中もそうなんだよね。

 すっごくよかった。


 ハイここまで。あとはケモミミね。


 獣族の人は耳が四つある。

 普通に人間の耳と同じ耳が付いているのだ。

 主に音を聞くのはこの耳らしい。


 それとは別に頭にケモミミが付いている。

 これはケモミミの形をしていて、三角形で、しかもかなり自由に動くのだが、耳ではないらしい。

 いや、副耳と呼ばれる器官らしいんだけどね、耳の穴がないんだよ。

 そして音にも反応するけど、それ以上に魔力に反応するようなんだ。


 つまりこれは目、耳、鼻、に続く第四の感覚器官といえるのかもしれない。

 魔力的な入力によって音や何やかやを認識する器官だ。たぶん。


 研究している人もいるらしいけどこの世界はあまり解剖学みたいなものは発達していないのでなんとなくそんな感じ。という程度にとどまっている。

 ただ獣人の人が人族よりずっと高い知覚能力を持っているのは確かで、それを支えているのがこのケモミミだと思う。


 ネムちゃんってどんなに無茶な動きをしても三半規管が機能不全に陥ったりしないんだよね。どんな動きをしてもの周囲を正確に把握できる。

 やっぱり異世界人はチートだぜ。


 そして当然目もいいし、鼻もいい。


「ううん」


 ちょっと鼻の頭をつついてみたりして。

 かわいいかわいい。


 ついでにちょっと丸くてかわいいおしりとかなでてみたりして。


「ううん」


 抱き着かれているのでおっぱいを触るのは難しいのだ。


 最後になるけど獣族の人は二次性徴の後に三次性徴というのがあるらしい。

 二次性徴というのは身体能力が充実する器官で、手足が伸び切るまで。


 三次性徴というのは生殖器が成熟する期間で、体が子供を作れるようにしっかりと成熟する時期なんだそうだ。


 女の子は初Hからこの三次性徴が始まるらしい。

 そしてあと半年ぐらいすると発情期が来るんだそうだ。


 発情期。年に二回、ものすごくエロエロになり、子づくりしまくりの期間。

 とはいっても妊娠確率は人間と大して変わらないみたい。


 つまりどういうことかというと、発情期が来るまでは妊娠とか考えずにエロエロしい行為をいっぱい楽しめるということだ。


 このせいで獣族の女の子は人族みたいに15歳ぐらいで出産というのはあまりないらしい。


 ならばよし。ネムちゃんに女の喜びをじっくり、たっぷり教えてあげよう。というか俺色に染め上げる。俺好みに仕込みます。

 それが男の本懐というやつだ。


 というわけで~異世界の女の子解剖講座・ケモミミ編~終了。


 異世界でしっぽのかわいい嫁を貰いました。


 ◆・◆・◆


 特記事項


 この世界の女の子の服装について。

 主に下着の話だよ。


 まずブラジャーのようなものはなかった。

 胸を支えるのはむしろ服の役目みたいだ。胸のすぐ下で服を絞って乳房を支えさせたり、服自体にカップをつけて胸を支えたり。そういう感じ。


 そしてパンツはふんどし。やっぱりこの世界はふんどし世界だった。


 もともとは獣族の人たちの下着だったらしい。

 ほら、しっぽがあるから普通のパンツは邪魔なんだよね。


 ふんどし構造だったら尻尾を穴に通した後も普通に用がたせるわけだ。


 これが冒険者をやっている女の子に受けた。

 これなら外で用を足すときにパンツをおろしておしりをペロンと出さなくて済むわけ。肝心なとこだけ布をずらせばいいんだからね。


 うむ、森の中でおしり丸出しはいろいろ危険だ。


 といってもただのふんどしではない。

 おしりの丸みに合わせて立体的に裁断されているし、レースやシースルーや生地もいろいろあるしデザインもしかり。

 ふんどしという言葉から連想されるシンプルさからは想像もつかないほどファッショナブルだ。


 ネムちゃんは柔らかいもこもこした生地の真っ白なやつ。刺繍がエレガントですごくかわいかったよ。


 つまり嫁は何でもかわいいという結論だな。

 ただののろけだけどね。


 どっかで誰かが爆ぜろとか言っているかな?

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