第375話 コインロッカーへ

会計を済ませて、店を出る


妹「この後、どうします?」

俺としては、荷物を駅前にあったコインロッカーに入れたいんだけど……


南城「どっかで遊びたいな!」

ゲーセンとか?


堀北「良いわよ」

珍しく堀北さんも賛成なんだ


仁科「口直しに何か食べたいわ」

そんなに口に合わなかったんだ……


東雲 「私、遊ぶ場所とかよく分からないから任せるね」

はぁ……

これはもう遊びに行く流れだなぁ


俺「とりあえず、駅の方向かおうか」

遊ぶ場所さえ決まれば、先にコインロッカーに入れてから合流すればいいし


妹「それじゃ、出発~」



俺達は駅の方へ戻ると、来た時よりも賑わいが増していた


俺「混んでんなぁ」

イヤだな


南城「あっちに看板あるよ!」

ホントだ

あの店行く感じかな?


俺「これコインロッカーに入れてくるから、先に行っててくれる?」

空いてる場所が見つかれば、すぐ合流できるし


妹「待ってよっか?」

いや、いいよ


俺「大丈夫、すぐ行くから」

こんな人がいっぱいの所に皆を待たせてると、どんなトラブルが起こるか分からないからね……


堀北「それじゃ、行きましょうか。見つからないようだったら連絡してね?」

そんな事は無いだろうけどね


俺「うん」

万が一見つけられなければスマホで連絡するよ


東雲「うわぁ、楽しみー!私ゲームセンター初めて!」

うぇ⁉

ゲーセン今まで行った事ないの⁉


妹「そっか、アイドルとお嬢様だから……」

あ、そうだった

アイドル業が忙しくて行けないだけかと思ってたけど、そう言えばお嬢様なんだった


東雲「うん。お父様もお母様も行っちゃダメって言うし、お仕事で忙しくて行く機会が全然無くって」

そっか

なら、存分に楽しめるといいね


俺「それじゃ、後でね」

1人、駅のコインロッカーに向かう





さぁーて、コインロッカーは……空いてない、だと⁉

マジかぁ……


別の場所探すか





駅の改札近くが埋まってるなら、少し離れれば空いてる場所があるはず


ゲームセンターとは反対方向の方が有りそうだし、そっちに行ってみるか



荷物を持って線路沿いに少し歩くと1分のしない内にコインロッカーが見つかった


よし、今度こそ……あれ?

空いてない……?

嘘だろ⁉


はぁ……しょうがない、もう少し先に行ってみるか




コインロッカーの有りそうな場所を探し歩き、5分が経過した


俺「はぁ…はぁ……、やっと見つかった」

空いてるコインロッカーに、俺は辿り着いたっ!!


他の人に使われる前に急いで荷物を入れて、鍵を閉める


俺「ふぅ、やっとみんなと合流できる……」



一旦駅の方へ戻り、そこから皆が向かったゲームセンターへ行く





えーっと、コッチだったよな?

行ってみると、ゲームセンターが3軒もあるなんて……

どの店だ?


取り敢えず、一番駅に近い店から入ってみるか


小さめのお店に入って、ぐるっと回ってみる


見つからないな

ココは1Fしかないし、次の店行くか




2軒目に入店し皆を探す

地下もあるけど……多分地下には行ってないよな?

でも、念の為探すか


なんかゲーセンの地下って悪いイメージがあるんだよなぁ

どことなく暗いから?




えーっと、いないな

上がろう


地下をパッと探して、見つからず1Fに戻り店内を1周する



俺「いないなぁ」

って事は3軒目にいるのか




早く皆と合流したいな……

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