狂おしき美貌

桃花眼。

目に涙が溜まっているようにしっとりと濡れている。

瞳に重々しさはなく、よそ見やわき見をよくする。

このような者は贅沢と歓楽に溺れやすい。

昔は「桃花殺」と言われ忌み嫌われていた。

淫欲(性慾)で災いをもたらすと考えられておった。


それを彼は有している。


そして、地毛で長く茶色い髪。


コルセットをして、くびれを。


脱毛は首から下は全てである。


女性ホルモンを注入して、股間は縮み役立つになり、胸も膨らんでる。


ふたなり女王様の女友達のメイクテクニックで自分でするよりもいい、ただし、風俗嬢がするような華美で媚びたモノだ。


それが、生まれ変わった彼である。




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る