放課後さいころ倶楽部

実は前期アニメの中で一番楽しみだった作品です。

原作は知りませんでした。

というか今も知りません。


そのうえで、一言でまとめるならば「アナログゲームのような作品」


電子ゲームのような派手な演出はないけれど、こつこつと丁寧に積み上げてゴールを目指す。

そんな感想を抱きました。


なぜこの作品が楽しみだったかというと、私TRPGプレイヤーなんです。

CoCにダブルクロスにアリアンロッドに艦これにモノトーンミュージアム。

インセインにシノビガミにトーキョーNOVA。


本当なら明日NOVAのセッションやる予定だったんですが、私のトラブルでドタキャンする羽目に……あ、GMの計らいで難易度下げてプレイヤー人数減らして進行するそうですが申し訳ないばかり……。


と、凹んで脱線するのもこのくらいにして……TRPGはアナログゲームですから少しは取り上げてくれるかなーと思っていました。

取り上げられませんでした。


だからと言って切るようなことはしませんし、普通に楽しめた作品でした。


ただ、初見というか……アナログゲームに詳しくない人には用語が少し難しいかもしれません。

日本産のアナログゲームでも名称だけでどんな内容かわかるのは少ないですが、海外産になってくるともっと難解です。


なおかつアナログゲームの醍醐味は2周目だと思っているのですよ。


1周目はゲームを理解するための慣らし、2周目が勝ちに行く本番であると。


その理由は、ぶっちゃけアナログゲームって難しいです。

ルール説明聞いてもなんとなくわかるかなー位の認識しかできません。

説明書読まされたところで同程度の認識です。

合わせて一緒に遊ぶ仲間を用意しなければいけないという難易度の高さ。


これを補うのが電子ツールだったりするのがまた面白いところなんですが、本作ではその辺のツールは一切なしのガチンコアナログゲームプレイです。


そしてアナログゲームを通じて色々と人の心境の変化なども描かれています。

これが実に見事、とても丁寧で、とても上手。


見ていて違和感なくすんなりと受け入れる事が出来ました。


なんでしょうね、日常系アニメとも非日常系アニメとも違う独特の雰囲気を持ったアニメでした。


とりあえずアナログゲーマーなら一度は見ても損はない作品。

アナログゲームを知らなくてもこの作品から沼にハマる可能性があるかもしれません。


その先は沼だぞ……と諏訪部さんの声で言いたくなるけれど、ぜひ沼にハマってください。

そして私を誘ってください!


……また脱線したので、総評に行きます。


万人受けはしない、けれど面白い。

そんな放課後さいころ倶楽部は星4つです。


総評:☆☆☆☆


ぶっちゃけ個人的には星5だしたいところですが、アナログゲーム並みに地味な点があるかなと思い……。

ここ最近目が肥えてきたのか、それとも祭典が厳しくなったのか点数が出しにくいですね……。

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