ノブナガ先生の幼な妻

時は平成……織田信長の子孫のノブナガは家の倉を片付けていた。

そこで一つの茶碗を割ってしまい、手に取って片付けていると謎の光と共に空中から女の子が!?


とまぁそんな始まり方したのですが……お色気シーンは基本的に隠されてます。

というか肌が極彩色に輝いてほぼ見えません。

下着はかろうじて見えるけどそれだけ。


ついでにBL要素も含んでいるから苦手な人はご注意を。

私は不意打ちで謎のダメージ受けました。


面白いかどうかで言われると、この作品10分の短編なので判断しにくいところがありますが……設定とかその辺は普通に面白いです。

戦国時代は「戦国小町苦労譚」や「修羅の刻」「信長のシェフ」「信長の忍」くらいでしか知らないので何とも言えませんが帰蝶こと濃姫ってこんな性格で描写されること少ないよなぁと言う感想。

斎藤道三に担当を渡されて「本当にただのうつけならば切れ」と言われたみたいな話は覚えていますが……ここまで殺伐としながら子作りしましょうと言い始めるキャラで描かれるのは本当に珍しいと思います。

今まで見た作品では信長公をも手の平で転がす、強い女性だったり。

あるいは負け戦で逃げ帰った信長の尻を叩く、やはり強い女性だったりというイメージが強かったので。


それから側室については過去読んだ作品では記述がほとんどなかったため、これはすごく勉強になったと思いました。


あとは森蘭丸。

当時修道はまぁ一般的だったのは知ってますが、それを堂々と描く作品ってほとんど見た事がないので新鮮ですね。

先に述べたBL要素です。

大体の作品では信長は色恋より戦と言う感じで描かれていたので、その手の性事情が事細かに描かれるとは……。


ちなみにニコニコで見ていて「ノッブは受けだぞ」というコメント見かけたんですが詳しい人教えてください詳しく。

秀吉の事をネズミと呼んでいて、サルとは呼ばなかったとか。

全然功名立てない部下に「お前戦行くか首出すか選べ」と手紙送ったとか。

秀吉の妻に「あれで頑張ってる男だから、な?」みたいな手紙送ったとか。

知れば知る程奥深い人物ですよね、織田信長。


では総評。

エロを期待するな。

ロリ万歳。

BL注意警報。

男の娘好き歓喜。

たまにおっぱい。

エロに期待できないのに原作が原作なのでそっち方面に話が進むのはご愛敬。


はい、どっちつかずで3点。

だってこれ本当に評価難しいんですよ。

自主規制の頑張りとかそういうのすっごく評価します。

しますけど、求めていたのそこなんで完全に隠されても……と言う感じです。

あとBL、森蘭丸出てきた時点で覚悟はすべきだったかなと思いつつも最終回が不意打ちでござる。


でも先に言った通り側室の話とか勉強にはなるなと思うのと、帰蝶に現代を理解させるプロセスとかはなるほどと思わせるものがあったので加点。

それで可もなく不可もなくの真逆、可もあり不可もありで中間点です。


総評:☆☆☆

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