第6話  ニュースの続報を聞く人物

{ 新国連は、ハワイ島沖上空で発見された、”ゾンビプレーン”と呼ばれる

ナックルボールに取り込まれた旅客機と、それを追ってきたと思われるスタイラス

とを新兵器で同時に撃墜した。と、発表しました。    しかし、艦隊の空母、

フレデリック・ジェイソンが消息不明、沈没した可能性が高い、との一部報道が

ありましたが、新国連の正式な発表は、まだありません。 }


{ 続いて、千葉県百里郡 生業町で起きたミサイル墜落事故の続報です。

捜索は続けられていますが、依然として住民の「鉄砲塚秀太」さんと連絡が取れず

、行方もまだ判明しておりません。一方で、ミサイルを使用した側と、メーカー側

のコメントによりますと、「我々は製造元の強い推薦もあり、今回の使用に踏み切ったが、結果がこれだ。G.F社は、どう責任を取るつもりか?」と、日本の航空

TEAM、”嵐佐武朗遊撃隊”の記者会見での発言に対し、兵器メーカーのG.F社こと、

グリースファイアー社は、「スタイラスの発する特有の電波を感知、追尾する機能

は万全だったはず。 使用する際に突発的な問題が生じたか、何らかの別な原因が

考えられる。」と、訴訟問題に発展した場合、争う姿勢を見せています。}


ここで車内のラジオはOFFにされた。

「何か、日本の警察に無駄な労力をさせてしまって、申し訳ない気がしますね。」

「シュータ君は・・・  本来、じっくりと入院治療させてあげたいところだが、

そうもいかん。いろいろと動きがあるようだからね。」

「そう言えば、娘さんからメール来ました!報告するのを忘れるところでした。」

「おいおい・・・頼むよバート。 と、いう事は?」

「お二人とも成功したそうです。ただ、ちょっとヤバかった、想定内と想定外な

事が起きて、少し戸惑った。・・・だ、そうです。」

「そうか・・・。それは何よりだ。」

と、秀太の夢に出てきた人物は何か考え事をしながら軽く頷いていた。 

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