第3話 魔法がある世界!?
「ここから3つ引きなさい。」
そう言われた俺は、神様の持っている箱のようなものを見た……抽選箱だ。え、抽選箱?とりあえず手を突っ込んでみる。
「んっと…………あれ?クジってたくさんあるもんだと思ったのだけど」
箱の中には、ボールのようなものが4つしかない。その上1つは、
「お、重い……」
持てなかった。なので、3つしか持てないので、それを引き上げる。
「渡しなさい。」
突然命令口調になった神様にボールを渡した。それは、虹色で神秘的な色だった。よく見ると、周りにカラフルなオーラも纏っている。
「時間がない。説明しながら準備をしよう。」
神様は突然ボールを俺の胸に押しながら話を続けた。
「君の能力一つ目は……」
「不老不死がいい!!」
自分の欲望をさらけ出してみる。どうせなら、のんびりと生きていきたいと思っていたからだ。
「はぁ……不老不死と言おうと思っていたのだ。」
「すごい深いため息を疲れてしまった。時間が無いと聞いていたはずなのに……ごめんなさい、と心の中で思っておくだけにする。
「二つ目は、練習すればするほど強くなる魔力量。これは、練習すれば魔力が増えるというたんじゅんなものだ。」
「魔力!?」
何言ってるんだ、この普通神。
「……あぁ。前の世界は無かったのだな。転生後の世界は魔法が使えるとだけ言っておくぞ。」
魔法……か。面白s
「最後は、思考速度上昇だ。簡単に言うと、頭の回転が速くなるだけだ。早くしないといけなかったのに結構長話してしまったな。では、準備はいいか?」
「良くn」
「転生先でも頑張るように。」
「目の前が、いつのまにか暗くなっていた。あの野郎。顔が普通なのに、話を聞くどころか考えることすら無理やり辞めさせやがった。でも、異世界……か。
「思考速度が上がっているはずだけど、声聞こえるか?」
声は出ないが、話は聞こえた。正直早くしてほしい。
「容姿について忘れていた。前はかなり酷かったからな。どんなのが良い?」
「いい感じでお願いします。」と、心の中で言った。
「そうか。」
なぜかあの、普通神が笑ってるように感じた。これは楽しいって感じではない……やな予感がする。
そう思っているうちに、足元に草原が広がっていた。
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