数学ヲタの異世界勉強〜魔法陣は数学に似ている!?〜
刻銘
第1話 白い空間で
私は、ライト・ピタゴラス。前世は、なんか色々あったらしいけど、今はこの世界の学園に通っている。毎日、気の済むままに研究と実験を繰り返している。
そんな日常が終わろうとしていた。なぜか……それは……
◆◇◆
目が覚めたら、よく分からない白い空間にいた。どう言うことかと思って思い出してみる。
「名前は確か、いやまったく思い出せない」
「目が覚めたかい?」
そういったのは、どこかで見たことがあるような顔だった……普通な顔だ。
「聞こえてるけど」
「え?」
「まぁ、面倒ごとにならないようにしてるから気にしないよ」
「そもそも、君誰?」
相手の普通な顔が印象的で大切なことを忘れていた。もしかして、自分はバカだったのだろうか。
「名乗る必要もないけど強いて言えば、神様っていったところかな」
「神様って意外と普通の顔だったんだ。なんか裏切られた気分」
「そんなことより、大事なのは君なの記憶だ。今からその記憶を戻すよ」
この神様は、神様としての威厳はないのだろうか。まあでも、今全くない記憶を知るのはなんかこう……すごい楽しみだ。
「では、いくぞ」と、神が言うと俺の頭に洪水のような記憶が入ってきた。そして、頭に入ってきた記憶は自分の名 蓮 晃大 という名前やところどころ抜けている過去の記憶のみで、なぜこの空間にいるか理由がわからなかった。が、
「数学ヲタクだったんですね」
自分は何がすごい人物かと思ったが、そんなわけではなかった。
「では、君の気になっているここに来た理由を教えるとしよう」
今、一番気になっているのは俺の存在だが。と不満に思っていたが、前世では健康的で普通な教師をしていたらしいが何故こうなったのかも気にしていた。
神様が俺の姿を映し出した動画のようなものを出して、神様は、
「君の悲しい死に方にはとても心配した」
などと訳の分からないことを言い出した。
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