七色メモリーズ
神崎 レイ
出会い
第1話 始まり
桜が舞う...。
今日から入学してくる新入生...。
そして、今日から2年に進学した
俺、
新たに出来る後輩と仲の良い同級生達との
楽しい学校生活を送るはずだった...。
「・・・・・。」
俺は、この教室で1人ぼっちだった。
他では、ワイワイ同級生達が
新たなクラスメイトやまた同じクラスに
なれたとかで盛り上がっている。
そうだ。
俺は、極度の人見知りのせいで
人とまともに話が出来たことない。
結果、友達という関係性のやつがいない。
唯一、普通に会話が出来るのは
俺の親だけだ...。
ガラガラガラガラ
「みんな!席に座って!!」
でも、最近ほんの少しだけだが
話せる人が出来た。
「えー。このクラスの担任になりました!」
「
「1年間よろしくお願いします!」
パチパチパチ
この先生だ。
1年の時もこの人が担任で
その時からクラスの人気者で
俺が絶対話しかけられない存在だった。
ある時から
俺に用事があるから職員室に来いだの
ホームルームで渡すプリントがあるから
持って行ってとか...。
でも、それから
職員室で話す内容が少しずつだが
ちゃんと話せる人は出来た?とか
友達は、出来た?みたいな会話に変わり
ほんの少しだけだがこの先生には
話しかけたりとか出来るようになった。
「じゃあ、これから始業式やるから体育館にみんな行ってね!」
「とりあえず、ホームルーム終わります!」
「ハーーーーイ」
みんなは、先生と少し会話をして
体育館に向かって俺も向かおうとした時
「おはよ。
「お、...。おはよう...ござい...ます。」
やはり、心配そうな顔で俺の事を見てきた。
「1年の時はクラスに馴染めないとあるからあまり言わないでいたけど」
「2年になって後輩も出来たんだから」
「今年は、せめてなんでも話せるような友達を1人でもつくるのよ。」
「わ...わかり...ました。」
その後、俺は1人で教室を出て
体育館に向かった...。
結局、この日
話せたのは
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