第144話「過去」

 令和元年、日本。

 帯刀女子高生の扱いに悩む二次創作作家が現れた。

 二次創作作家は帯刀女子高生(一般人が想定する帯刀した女子高生を指す言葉。惑星や月を両断できる)よりもずっと宮本武蔵女子高生などの剣豪女子高生に愛着があったが、本家いレ生から登場している帯刀女子高生を蔑ろにするわけにもいかなかった。かといって今さら帯刀女子高生を出したところで剣豪女子高生とキャラが被ることは目に見えているし、いっそのことい歴生世界には帯刀女子高生はいないことにしてしまおうかとも考えた。

 だがいきなり火縄銃をもった女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で予告状通りに二次創作作家を射殺した。

 いレ生二次創作は無数にあるので何も問題はなかった。




 ○刀子(帯刀女子高生)


 大河氏による本家「いきなりレールガン女子高生」のメインキャラクターの一人。ナレーション担当としても知られる。


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