第137話「ヒフミちゃんマジで尊い」

 西暦二〇〇四年、冬木市。

 答えを得た火縄銃女子高生の祖父ゴンサロ・フェルナンデス・デ・コルドバが現れた。

 火縄銃女子高生の祖父はコルドバ(一般人が想定する火縄銃の弱点を補う戦い方をしたスペイン軍人を指す言葉。火縄銃女子高生と生前の祖父がついに和解できなかった原因でもある)よりもずっとそれ以前の火縄銃の戦い方が好きだったが、英霊コルドバの擬似サーヴァントとなったことでこの英霊の心情こころを理解し、また愛する孫娘と和解できなかったことを後悔していた。ようやく孫と和解できた祖父は綺麗な笑顔を浮かべて「大丈夫だよヒフミ。ワシもこれから頑張っていくから」と言い残し、まばたきをした次の瞬間には消えていた。

 だがいきなり宮本武蔵女子高生と佐々木燕が割り込んできて、とにかくすごい感動した様子で「尊い尊い」と連呼した。

 こいつらマジでなにしに来たんだと思った。




 ○宮本伊織(宮本武蔵女子高生)


 聖杯戦争も終わったので満足して帰っていった。


 ○佐々木燕(佐々木小次郎女子高生)


 次は第四次聖杯戦争の時代に行ってみたいな、と思った。

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