第85話「クソを種に火薬を作る時代」
元亀元年〜天正八年、一向一揆・石山合戦。
現代の富山県五箇山に、培養法を用いた硝石製造法が現れた。
レールガン女子高生によるショットガン伝来は鉄砲伝来(一般人の想定する種子島への火縄銃の伝来を指す言葉。ショットガン伝来によってすぐに廃れた)よりもずっと戦国時代の歴史に大きな影響を及ぼしたが、銃弾を撃つための火薬の原料となる硝石は湿潤多雨な日本では手に入れ難く、五箇山では干し草や石灰屑の混合物に糞尿などを混ぜて数年がかりで硝石を得る培養法が開発されていた。この時代では糞尿によって硝石などの窒素化合物を得る技術は戦国大名や一向宗徒の兵力を決める重要技術であり、同じく糞尿を利用した堆肥の技術とともに培養法の技術は戦国の歴史を変えた技術として知られるようになった。
だがいきなり長いレールガンをもった女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で戦国大名にハーバー・ボッシュ法を伝授した。
火薬の規模が七〇年代東映時代劇になった。
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