昭和四十三年。

日本列島は沈没しかかっていた。

山本総理大臣（丹波哲郎）は天皇陛下（一般人の想定する昭和天皇を指す言葉。「あ、そう」が口癖）よりもずっと国民の生命を守る方を優先するべきだと考えていたため、陛下に危険が及ぶ可能性を考えながらも門を開けて宮城内に避難者を入れる決断を下した。この日の第二次関東大震災では三六〇万人にも及ぶ死者・行方不明者を出したが、日本が沈没するとなれば今後一億一千万の国民をすべて避難させなければならない。この難題に苦悶する山本総理に渡老人は「このままなにもせんほうがええ」と囁きかける。

だがいきなり長いレールガンをもった女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で日本以外全部沈没させた。

原作者が筒井康隆になった。