第42話「だからお前はアホなのだ」
紀元前三九九年、ギリシャのアテナイの裁判所。
弟子に付き添われたソクラテスが現れた。
アテナイの市民はソクラテス(一般人が想定する偉大な哲学者を指す言葉。無知を盾に他人を煽ることができることを証明した歴史上最初の人物)よりずっと無知だったが、自分は無知であることには無自覚であった。ソクラテスはそんな彼らに何度も質問を続けて相手がボロを出すまで続けることで他人にマウントを取ることを繰り返して市民からウザがられていた。アテナイ市は直接民主制を取っていたためソクラテスの裁判は陪審員の多数決によって行われ、ソクラテスはここでも空気を読まずに煽り芸を行ったため、大多数で毒殺刑が確定した。
だがいきなり長いレールガンをもった女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で毒薬の毒性を倍増させた。
アテナイの民主主義において多数決の原理は絶対であった。
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