いきなり歴史干渉女子高生
かんにょ
第1話「宮本武蔵はすごいがレールガン女子高生はとにかくすごい」
慶長十七年四月一三日の舟島。
長門と豊前との国境の海上にあるその島に、佐々木小次郎が現れた。
佐々木小次郎は宮本武蔵(一般人が想定する二刀流剣豪を指す言葉。女性ではない)よりもずっと長い刀を用いた剣技を誇っており、武蔵の二刀流をもってしても討ち滅ぼすことは不可能に思われた。武蔵は物干し竿と呼ばれる小次郎の太刀よりもさらに長い木刀を用意し、決闘に遅参する心理作戦も用いたが、それでも佐々木小次郎に勝利することは難しかった。
だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で佐々木小次郎を倒した。
――電光、猶遅きがごとし。
巌流島の決闘の模様を著した小倉碑文には、そのような言葉が記されていた。
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