今回は、女の子と女の子がイチャイチャするだけの回なので、苦手な方はスルーして下さい。
今日は闇の日。
フラムちゃん初出勤の日。
「おはよう、アスティちゃん」
「おはようフラムちゃん。今日も可愛いね。着替えよっか」
今、バックヤードにフラムちゃんを連れ込んで制服合わせ中。
店長が用意してくれた制服は、メイド服、エプロン、メイド服、フリフリのワンピース、メイド服。
まぁ、メイド服一択ですね。
茶色と白のロングタイプのメイド服…クラシカルロング・オールドファッションタイプ。って店長が言っていた。
今は白と黒のメイド服が主流だけど、昔は茶色と白が主流だった。
私はこのオールドファッションタイプが大好き。何故なら可愛いから。機能性よりも、可愛さを重視した柔らかいフォルム。おっぱいの部分を強調した作りは、考えた人天才だと思う。
フラムちゃんのメイド服姿…赤い髪はハーフアップにして、白いお花を添える。猫目は化粧で柔らかい雰囲気に。恥ずかしそうに下唇を噛んでいるけど、口紅が落ちるから駄目だよ。
「に、似合うかな?」
……可愛い。もちろん店長も大絶賛。
…今まで認識しない様にしていたけど…フラムちゃんっておっぱい大きいんだね。その歳で、おっぱい大きいんだね。もう一度言う…おっぱい大きいんだね。
…チッ
フラムちゃんのおっぱいは夜に揉むとして、早速仕事を教えます。
先ずは軽く掃除をしてから、店頭にお花を並べます。
お花の並べ方はセンスです。簡単に言うと適当です。お買い得商品は前に、売れる商品は真ん中に、高価な花は奥にあれば大丈夫。
お花だけを売っている訳ではありません。土や鉢、肥料、防虫剤、種…花と野菜の種もあります。
細かい商品、ポプリとかは会計の近くに。万引き防止ですね。
万引きは帝都全体を見てもかなり多い。うちの店はガードが固いから無いけど、万引きが原因で潰れるお店も多いくらい。
人の出入りが多い都ですからね。犯罪が無くなる事はありません。
並べたら、しおれている花をチェックしながら鉢に入った花に水やり。水やりは土の状態を見ながら、掛けすぎない様に。
「ここまでは良いかな?まぁ、これから私と一緒にやるから、注意する所を押さえといてくれれば良いよ」
「うん。大丈夫!お花に囲まれて気持ち良いね!」
心が癒されるよね。後は、お花を覚える事、値段を覚える事、接客を覚える事。
これが出来れば完璧。業者関係、在庫関係、伝票整理は私か店長がやるから大丈夫。そんなところかなー…
「いらっしゃいませー」
「そうそう。良い感じ!可愛いよ!フラムちゃん!」
「えへへ、アスティちゃんも可愛いよ」
私もフラムちゃんとお揃いの格好。おっぱい以外は同じ。
並んで立って接客。会計の場所には、店長がニコニコしながら立っている。
「…アスティちゃん…すっごい見られてるんだけど」
「そうだね。慣れるとただの背景になるよ」
見られている…男の子達に。暇なの?先週の三倍だよ?20人くらい居るよ。見世物じゃないぞー、何か買っていけー。
まぁ、みんな牽制し合っている様子は見ていて飽きない。誰が最初にフラムちゃんに話し掛けるかなー。
因みに、私には話し掛けて来ませんよ。ハッキリと言っていますから。
『仕事の邪魔をするなら一生嫌います…迷惑な事をするなら一生許しません…連帯責任で全員嫌います』
これを言ったら落ち着きました。
「あらぁ!フラムちゃん可愛いわねぇ!」
「ありがとうございます」
近所のおばちゃんも、フラムちゃんをべた褒め。ん?男の子の中に混じって、赤い髪の男性と金髪の女性。両親かな?
「フラムちゃん、あの人達ってお父さんお母さん?」
「あ……うん」
お客さんが居なくなって、両親がこちらにやって来た。美男美女カップルですね。お父さん似かな。
「はじめまして。アスティです」
「はじめまして、アスティちゃん。フラムと仲良くしてくれてありがとう」
「はじめまして、アスティちゃんありがとうね。フラムったら毎日あなたの話をするのよ」
「ちょっと、お母さん。恥ずかしいからやめてよ」
フラムパパはラドームさん。フラムママはフリージアさん。
気になって来てしまったとの事。店長とは知り合いだった…長話してる。
その後フラムちゃんは、お客さんとの会話は問題無く、解らない事はちゃんと聞いてメモしながら、夕方までしっかり仕事をしていた。
「二人共、上がって良いわよ!お疲れ様!」
「お疲れ様です!」
「お疲れ様です。ご飯作っておきますね」
「ありがとうねん!」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
二人で着替えて、上の居住区へ。
今更ながら、居住区は台所とリビング、店長の部屋、私の部屋、物置、物置、シャワー室、トイレと結構広い。使われて無いけど、屋根裏部屋もある。
とりあえず晩御飯を作る。台所に立って、帝国風パスタを作る。一般的な家庭料理。普通の味だから割愛。美味しいけど凄い美味しいって訳じゃ無いからね。
早く出来るから作っただけ。
フラムちゃんは美味しいって言ってくれた。優しいなぁ。
ご飯は食べた。後は寝るだけの状態にしたい。
という事で、
「フラムちゃん、一緒にシャワー浴びよ」
「_うぇ!?一緒に!?」
大丈夫。店長はまだ上がって来ないから。
着替えを用意して、シャワー室の前に置く。シャワー室は二人入っても大丈夫な広さ。
ちゃんと本で予習済みだから安心して!
フラムちゃんが顔を赤くして、服を脱ごうとする。駄目だよ。私が脱がすんだから。
ばんざーい。上着を脱がそうとするけど、おっぱいが引っ掛かる…いや、わざと引っ掛けました。
ポヨン_良い擬音ですね。
スカートを脱がせて、下着姿を眺める………可愛い。
私もワンピースをスポッと脱いでから、フラムちゃんの下着を脱がしていく。白いキメ細やかな肌、存在感のあるおっぱい。
少しずつ肌が赤くなってきた。恥ずかしいよね。私も少し恥ずかしい。
二人で裸になってシャワーを浴びる。洗いっこしよ?駄目?恥ずかしい?じゃあ来週ね。でもおっぱいは揉ませて下さい。
結局フラムちゃんの身体は私が洗ったんだけど、弾力、ハリ、感…いや、素晴らしいね。男だったらイチコロだよ。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
パジャマに着替えて、私の部屋へ。
ベッド、本棚、机、クローゼットのシンプルな部屋。机には、すり鉢や乾燥させた花が置いてある。
「良い匂いだねぇ」
「ここでポプリを作ったりしてるからね。一緒に作ってみる?」
「うん!」
小さな瓶に好きな花を積めて、オイルを垂らす。フワッと花の香りが広がった。
フラムちゃんが嬉しそうに小瓶を見詰めている。透明な瓶だから目でも楽しめる。
ついでに、ライトの魔法で花の形の光を沢山咲かせてみた。これには大喜びで、凄い凄い!とはしゃいでいた…可愛いなぁ。
お喋りしながら話していると、あっという間に夜の時間。少しだけ灯りを付けて、フラムちゃんと二人でベッドに入って、お喋りを続けていた。
「フラムちゃん、ありがとう。こんなに楽しいの久しぶり」
「私も楽しいよ。嬉しすぎてどうにかなっちゃいそう」
一緒に横になって寝ているから、くっついている。
暖かい。
それと……なんだろう……変な感じ……ムラムラ?…いやいや…女の子相手だよ?……おかしいなぁ……むー……
「……」
「…アスティちゃん、どうしたの?」
「…フラムちゃんってさぁ」
「うん?」
「チューした事ってある?」
「_な、なな無いよ」
「そっかぁ…」
チューした事無いのかぁ…私もだけど。
「ど、どうしたの?いきなり」
「フラムちゃん、チューしよっかぁ」
「_な、なんで!?」
「いや、チューしたら解るかなぁって」
「わ、解る?なにが?」
何が?と言われたらなんだろう。よく解らない。解らないけど良い?良いの?ありがとう。
目の前にフラムちゃんの顔があるから、直ぐに唇が届く。私は顔を前に動かし、自分の唇をフラムちゃんの唇に重ねる。
………
………柔らかい。
んー…まだ解らない。顔を離してみると、フラムちゃんの顔が真っ赤なのが解る。今度はフラムちゃんが顔を前に動かして、私にキスをしてきた。ちょっ、舌が………あ、う。
「…アスティちゃん。私…アスティちゃんが好き」
「…フラムちゃん」
「な、なんて言ったら良いかな…解らないけど…」
私も解らない。なんて言ったら良いんだ?そう考えている内に、フラムちゃんがまたキスをしてきた。今度は、私の手を取って自分の胸に押し付け、フラムちゃんの手が私の胸を……あっ、ちょっと、それは……気持ち良いです。フラムちゃんも気持ち良さそうにしている。
………
………
…………まぁ…結果だけ教えます…
最後までシちゃいました。
と言っても女の子同士なので……こういう場合はどうなんでしょう?
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