8. バラスコでの厄災ー5 奪われた宝石

静かな民泊屋「ワイアール」。

二階の通路の右側の突き当たりの部屋。

おばあちゃんは布団に入り横になっていた。

さっき何かあったみたいで、倒れたのでイザヤとカーターが運んだ。

今は、顔色もよく休んでいる。

何かあったのか、起きたら話してもらおう。

カーターたち4人は起きるのを待った。

椅子に座り1時間が経過した。

おばあちゃんは頭を押さえ、起きた。

「大丈夫ですか?おばあちゃん」

クレアが心配して聞いた。

「う、ん…だいじょうぶ…」

「みんな!起きたわよ!」

寝ていた3人を呼んだ。

「本当か!?」

と、三人は起きた。

「何があったのですか?」

クレアは話を進めた。

「よく、覚えて無いわ…でも、気味の黒い繋ぎの服を来た気味の悪い男が私の部屋にいて…それで……何か…!」

おばあちゃんは、はっ!と何かを思い出した。

「宝石よ!宝石を手に持ってたわ。この店に昔からある宝石よ。私の部屋を調べて。」

?宝石ってなんだ?みんなよく分からなかった。とりあえずおばあちゃんの部屋に行くことになった。

「私はここに要るわ。また何かおきるかわからないから。」

クレアはおばあちゃんと部屋に残った。そして他の3人はおばあちゃんの部屋に。

部屋はたしかこの部屋を出て、通路の左側の一番奥の部屋。3人は部屋に向かった。

部屋に入るとまだ、色々なものが散乱したままだった。

「さて、調べるか。」

3人は万勉なく見た。

「宝石のようなものはないな?」

イザヤが言った。

「なにも無さそうだな。一度戻ろう。」

パーカーはなにもないので戻ることを提案した。

そして、3人はおばあちゃんとクレアがいる部屋に戻った。

「どうだった?」

「いや、なにもなかったよ、宝石らしきものは。」

「おばあちゃん!無かったって!」

おばあちゃんはそれを聴いて、悄気てた。

「可哀想にすごく大事なものだったみたいね。」

おばあちゃんは少し涙を流した。

「とりあえず、今は一人にしましょう…」

おばあちゃんの姿をみて、気を使い、部屋を出ることにした。

4人は朝いた下の椅子に座った。

すると、クレアは急に提案した。

「!私たちでそいつみつけて、宝石を返してもらいましょう!」

「そうだな。」

「でも、情報が無さすぎる。宝石もどんなものかわからないし、盗った男もわからない。」

カーター、クレア、イザヤは考えていた。

パーカーが口を開いた。

「恐らくだが、おばあちゃんが言ってた宝石はレインボーゴールドだ」

それを聞いてカーターは答えた。

「そうなの!?なんで?」

「いやあくまで推測だ。恐らくレインボーゴールドを狙ってたどこかの組織とか国の男かもな。」

パーカーは推測を言い始めた。

「でも、一番はその男だが、もしかしたら忍びか暗殺部隊か、単に盗人か。どれかだろう。盗人ならまだしも、忍び、暗殺部隊だったら俺らに勝ち目は無いぞ。」

これを聴いてみんなは悲しい顔していた。

「そうなんだ……でもよくわかったね。」

「俺らがいたのに、誰にもばれずに、あの部屋に行ったとなると、こういう考えになる。しかも音も無かった。おばあちゃんが叫ぶまで俺もお前たちも気付かなかった。そうなると、、、忍び……かもな。暗殺部隊なら今おばあちゃんも俺らも死んでる。」

「でもおばあちゃんはレインボーゴールドの事を知ってたみたいだな。」

「ねえ、…その忍び見つけられないかな?」

クレアは恐る恐るパーカー訊ねた。

「…はあ、わかったよ。おばあちゃんのためにその男探そう。」

クレアはそれを聴いて蔓延笑みで答えた。

「やった!じゃあ探そう!」

こうして、4人は忍びを探すことになった。

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