6.バラスコでの厄災ー3 聞き込み

朝ごはんが食べ終わり、カーターたち4人は部屋に集まった。

「じゃあ外出て、聞き込みするか。」

とイザヤが言った。

「よっしゃ!」と、カーター。

4人はワイアールを出て、聞き込みを開始。

カーターは思った。ここに来た時は夜だったから街並みを見るのは初めて。凄く綺麗な街並み。カーターは感心し目を光らせた。

よく見ると、街の至るところまでローズのマークが入ってる店や施設が多い。

あとは花屋。

「よし。手分けして、探そう。」

と、イザヤが言った。

「とりあえず俺とクレア、向こうのローズ噴水通りにいくよ。」

とイザヤが話した。

「わかった!じゃあ俺とパーカーは城辺りに行ってみる。」

カーターは答えた。

4人は二手に分かれて、レインボーゴールドについて聞き込みを始めた。


その同じ時刻。

帝国都市ソウル

Am9:00

大きく赤と金で覆われた玉座に不吉なオーラを纏った王様・ギルソが座っている。

黒いマントに包まれているため種族などはわからない。マントから手が出ている。骨のようだ。ギルソは苛立っていた。

「早く!持ってこい!!!」

と怒ると、忍びのブフォを呼んだ。

「ブフォ!来い!どうなってる!?」

ブフォは素早く、ギルソの前に膝待つき敬礼した。

「はっっ!まだ情報が無いゆえ、時間が掛かっております。ですがバラスコでなにかなるようなので、そちらに下忍を送らせました。」

「そうか、早く見つけよ。」

「かしこまりました。」

とブフォは消え去った。


同じ刻、バラスコでは4人がレインボーゴールドについて聞いていた。

カーターがいつも身につけていたウサギの足のキーホルダーの紐が切れた。

「!紐が切れている。不吉だ。」

カーターは独り言を言った。

カーターたちはまだ、バラスコで起きる不吉な出来事を知らない、なにかが起ころうとしている。最悪な厄災を。

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