第23話ストーカー事件
ユリカ:何処の世界にもストーカーっているよね?好きな人にしつこく付きまとったり、好きなアイドルの住所近辺を張り込んだり、家に忍び込んで私物盗んだりというけしからん奴等だよ。
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ユリカ:え?『それユリカが言う?』って?うっさいわ!
魔界時間11:00 地獄界次元国際空港
『国際線到着ゲート』
マスコミ:今日の地獄界への来界は撮影ですか?
???:プライベートです。
マスコミ:今注目の閻魔大王、比良坂摩耶さんのファンとありますがその辺はどうですか?
???:会えたら光栄ですね♪
『比良坂邸』
飛鳥:この方今天界で有名な女優さんですよね?
摩耶:うん、綺麗な
瑠璃:お嬢様のファンだそうですよ。
摩耶:て、照れるなぁ♪
『地獄界検事局 局長室』
茜:あの
結衣:仕事中!
茜:だってぇ!コイツが私のマヤたんのファンを公言したんだよ!
結衣:この仕事真面目にキチンとこなしたら使用済みパンツあげますから(摩耶のパンツとは言ってない)
茜:マ・ジ・で⁉︎うおー!俄然ヤル気出てきたー‼︎ジャンジャン仕事持ってこいやオラー!
結衣:パンツの力凄ぇ(くどいようだが摩耶のパンツとは言ってない)
『再び比良坂邸』
飛鳥:お嬢様、お客様がお見えになられておりますが。如何なさいますか?
摩耶:ん〜?誰〜?
飛鳥:先程テレビに出てた天界の女優、シンディ・クラウディア様です。
摩耶:ふえ⁉︎と、兎に角マスコミの目もあるから応接間にお通しして!
飛鳥:畏まりました。
『応接間』
ガチガチに緊張する摩耶
摩耶:ほ、本日はお日柄も良きゅ!・・・あうぅ。
シンディ:フフッ、そんなに緊張なさらずにリラックスしてください♪
摩耶:ひゃい!
飛鳥:天界宇宙一の大女優の貴女がどういったご用件で?
シンディ:最近私に付きまとったり、家や楽屋から私物が盗まれたり、私の私生活を盗み撮りした動画を『いつも見てるよ』というメッセージ付きで送られてきたりというストーカー行為が頻繁に起こっているのです。
瑠璃:そういうのは警察にご相談する事では?
シンディ:勿論、警察には真っ先に相談しました!でも何処かしらから圧力をかけられてるのか、警察は全く相手にされないのです!
???:圧力・・・ねぇ。
摩耶:あ、結衣♪
結衣:はじめましてシンディさん。地獄界検事局検事の朝珠結衣です。圧力をかけられているというその根拠は?
シンディ:私のファンの中に警察関係者がいまして、その方が言うには。どの国かまでは分かりませんが、超大国クラスの神王からストーカー被害の相談を私から持ちかけられたら相手にするなと圧力をかけられたそうで。
結衣:超大国クラス・・・か。シンディさん、貴女のファンの中に大企業の社長さんかもしくは重役さんはいますか?
シンディ:沢山います。中でも熱烈なのはエンゼリウス社の常務取締役がいます。
結衣:天界宇宙の自動車産業を牛耳るエンゼリウス社かぁ・・・ん?
シンディ:(ハァッ・・・ハァッ・・・ハァ♡嗚呼!マヤたんの匂い♡)
結衣:(はぁ、あの変態検事局長と同類か)その圧力をかけた超大国はロードラング公国ではないですか?
シンディ:分かりません。
摩耶:何で知ってるの?
結衣:とある情報筋とだけ言っておくわ。安心して、信頼出来る情報筋だから(情報源が赤ちゃんって知ったら一気に不安にさせるから伏せとこ)
摩耶:ロードラング公国ってどんな国?
結衣:自動車産業超大国と言われるほど自動車産業が盛んな国よ。エンゼリウス社もそこに本社を構えてるわ。
応接間に勢いよく入る茜
茜:ちょっと!コレ、マヤたんのパンツじゃないじゃないの!
結衣:(チィッ!摩耶のパンツと同じメーカーで同じサイズと柄のフェイクなのにもう勘付いたか)来客中ですよ局長。
茜:え?あ!マスコミの前でマヤたんのファンを公言した泥棒猫!
摩耶に抱きつきドヤ顔でほくそ笑むシンディ
シンディ:泥棒猫?私はただ正直に答えただけですよ?変な言いがかりはやめてもらえませんかぁ♪
茜:こんのアマ!
シンディ:偽物掴まされて僻まないでもらえますぅ?おばさん♪
茜:んだと、この小娘が!
火花散らす2人
結衣:は〜い、そこまで。じゃ、早速4界警サトウ警部に捜査依頼してくるわね。あそこなら超大国といえど圧力かける事が出来ないだろうから。
摩耶:うん、お願いね。
シンディ:(クックック、これで邪魔者は居なくなった♪さあ、どうやって愛でてくれようか♡)
マネージャー:ハイ、捕まえた♡
シンディ:マ、マネージャー⁉︎
マネージャー:貴女も4界警で説明しなきゃいけないでしょうが!
シンディ:いーーやーー!
飛鳥:・・・
瑠璃:・・・
摩耶:えっと、ロードラング公国とエンゼリウス社の資料取り寄せてくれる?
瑠璃:承知しました。
飛鳥:私はお昼の支度してきます。
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