デビルクラーギマン〜悪魔崇拝聖職者の野望〜

ЕСБの革命

序章

第1話 悪魔崇拝に乗っ取られた人間。

 今日も快晴。

 こんなに嬉しい晴れは今までになかったほどの朝で私は凄く過ごしやすい時期だ。

 そう思いながら私は学校に登校している最中だった。

 こんなに平和で楽な日はいつまで続くとは思わない。

 だからこそ、私はそれだけ非常に有意義な行動をする必要があった。

 そして自宅から出た私はとある家の前まで行き、これから誰かを呼ぶ事にした。

 その誰かは私と仲が良い人であり…、


「おはよう。美代みしろ。」


「おはよう。藍那あいな。本当に藍那あいなは朝早く起きるね。」


「てへへ。私は吸血鬼だから昼間の暑さが苦手だし、夜はもっと苦手だから朝が好きだな。」


「全く。そういう感じだね。藍那あいな。」


 私の名前は松代藍那まつしろ あいな

 人間みたいな名前だけど、実は私は吸血鬼なんだ。

 といっても吸血鬼の夜行性は既に昔の話で今は人間との混血などが進み、吸血鬼の能力が弱まりつつある。

 だから吸血鬼といっても昼間に生きるのはごく自然なのはそこだと感じた。


 そして吸血鬼に代わり、夜行性人間である悪魔崇拝の魔の手や昼で過ごせる環境の為に、私は既に朝からでも行動するのはそのためだ。


 で、彼女は石川美代いしかわ みしろ

 彼女は人間だけど、同時に祓魔師えくそしすととしての仕事も並行して行っている。

 一見すると吸血鬼と祓魔師エクソシストは敵対しているけど、それも昔の話で今はある者達による非常に許しがたい犯罪行為の影響を理由に寧ろ共存して生きている。


 そのある方達は吸血鬼より夜行性で悪魔崇拝に取りつかれた人間なので非常に危ないと感じる時もあるので私は非常に警戒していた。

 昼間は普通の会社員として行動しているから猶更だと…。

 そう感じた私は彼らの行動に対して警戒するのはごく自然だった。


 そして連中の闇を知れば知る程、許してはならない奴らだとわかるから。

 さらに吸血鬼の方がよっぽど、まともに暮らしている事になりのもわかる。

 そう思いながら私は美代みしろと共に学校に登校していました。


「なぁ。美代みしろ。あんたは祓魔師エクソシストな割になんで吸血鬼と仲良くできるんだろ。」


「藍那。別に祓魔師エクソシストも吸血鬼も悪魔崇拝に乗っ取られていなければ別に普通の人間となんら変わらないからね。」


「そうだね。」


 私はそう思いながらこれから東武東上線坂戸駅さかどえきから川越方面に向かって川越市駅で乗り換えて西武新宿線本川越駅に乗り換えってた。


美代みしろ。あんたは本当に私と仲良くしても大丈夫なのか。」


「うん。大丈夫だよ。もう、吸血鬼も祓魔師エクソシストも共存できればそれでよいと思うのは当然でしょう。」


「あぁ、そうだな。この電車の中にも吸血鬼や祓魔師エクソシストがいれば、当然ながら悪魔崇拝者もいるから当然といえば当然だよな。私はそれに気づかない事がいけないな。」


 結局、私は吸血鬼も祓魔師エクソシストも普通に暮らしていたら普通の人間と変わらないと感じた。

 それに吸血鬼も今やすっぽんの生き血がそこらへんのスーパーで販売されている分、無理に人間の血を吸わなくても別に平気で生きていける事、悪魔崇拝者が夜行性の生き物だからそれを避けるために、私は朝から登校するようになったと私は思った。

 そう思いながら西武新宿線新狭山駅で降りながらこれから狭山入間高校まで美代と共に歩いて行った。

 新狭山駅は西武新宿線の小さな駅だが、駅周辺には工場が多く点在し、普段はここに通勤する人も多く存在する。

 だからラッシュ時を中心に利用者が非常に多いのはそのためなのだと感じた。

 けど、私はいつも通う学校なのに国道16号の新狭山公園通りまで歩くと何か非常に不穏な雰囲気を感じて、私は美代にその事を報告しようと思った。


美代みしろ。なんか、この付近の工場で何か不穏な連中が歩き回っているぞ。」


「あぁ、私もそう感じた。どうもこの付近に誰か悪魔崇拝している人間が早朝からもう現れたのか。」


 美代みしろと共に戦闘態勢を整えた私はこれから連中が暴れているスコート新狭山工場というお菓子工場まで向かった。

 この工場でどうやら何か悪魔崇拝している奴らがいるとなると本当にやばいと思いながら私はただ急行した。


 すると、その予想は見事に当たってしまい…、


「ほう。君が吸血鬼の松代藍那まつしろ あいな祓魔師エクソシスト石川美代いしかわ みしろか。だが、この工場の従業員はものの見事に私が完璧に悪魔崇拝させ、我らの奴隷にしましたからご安心を。では、行け…。」


「おぉ。吸血鬼と祓魔師エクソシストの女子高生がこんなところにいると流石だ。」


 私はその雰囲気に非常に危険性を感じながらこれが本当に危ない状況が出ているのだと感じつつ、これで本当に大丈夫なのかと非常に不安を感じた。

 私はこんな奴らに絶対に殺されたらあの悪魔崇拝者の闇を暴く事が出来ない。

 だから私は吸血鬼の能力を発動した。


美代みしろ。私は連中の血を吸うから私の補助をして。」


「了解。私は悪魔祓いの魔法を発動するから絶対に大丈夫だ。」


 私と美代みしろがこんなに仲が良いと思うならまずはこの連中の行動をしっかりと止める事が非常に大事なのだと感じた。

 今や吸血鬼や祓魔師エクソシストより遥かに悪魔崇拝している聖職者の方がずっと怖い。

 そして吸血鬼だって悪魔崇拝人間の血を吸っても相手は吸血鬼にならない事は既にわかっている。

 なぜなら、彼らは悪魔崇拝するあまり、人間の模範を外れ、次第に化け物になる事が既にわかっているからだ。

 そして今の吸血鬼は相手を吸血鬼にする能力はないし、相手が薬中だったら逆に私の脳みそがやられる事を覚悟したから。

 そう、思いながら私は戦闘態勢に移行した。

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