ωさんと産まれて初めて対面して、そして産業廃棄物になったのを見送った日

最近、髪からシャンプーやトリートメントのいい香りがしてきて『ヤバい…!髪の毛めっちゃ傷んできてる!』と日々ドキドキのゴリラ系MtFです。






需要があるのかないのか…果てしなく疑問ですが、タマちゃんと永遠にさようならしたお話を書いてみます。


(どうでもいい余談ですが、タマちゃんにするかMr.ゴールデンボール氏にするか悩みましたw)








そもそも私、男性の皆さんはタマちゃんの事をどんな風に感じているのか全っ然分からないんですよ…。




もし、片方でも無くなると言われたらどんなふうに感じるのでしょうか?




怖い?別に何も思わない?一つ残っているから大丈夫?残念?




…。う~ん、本当に分からないぞ?




ちなみに、私は普段から『あ~…めっちゃ邪魔やな~。無くなってくれへんかなぁ…』と思っていました。






幼少から性別違和を抱えていて、SRS(性別適合手術)したいと考えているMtFさんにとっては諸悪の根源みたいなモノでしょうか?




中には袋はSRSの時の材料だから、材料が小さくならないための重しくらいに思っている方とかもいるかもしれません。




逆に、FtMさんにとっては『要らないなら俺にくれ!』と思っているかもですね。




私が『生理がツラくても良いから、子宮や卵巣が欲しかった』と感じているのと同じ事かもしれません。








そんな訳で、その人によってはいろんな価値を持つこの2つのタマちゃんズですが、このタマちゃんは男の子にとってはとても大切なアイテムです。






ご存知の方もいらっしゃると思いますが、このタマちゃんズから全体の95%の男性ホルモンが分泌されていますし、子供を授かるために必要な精子くんを作ってくれている、言わば男の子の生産工場』とでも言いましょうかw




…そうなんです。




ここから全体の95%の男性ホルモンが作られているんです。




MtFさんにとっては一刻も早くなくなって欲しい男性ホルモンがここから作られているんです!!




これで、MtFさんからゴキブリのごとく嫌われている理由がお分かりになったと思います。








じゃあ、MtFさんはタマちゃんを真っ先に取るの?と思われるのではないでしょうか?




取らないんです!




いえ、正確には取れないんです!!






急に取っちゃうと、反動が大きすぎるんですよ。




これまで男性ホルモンで満たされたカラダから急にホルモンが無くなっちゃうと、更年期障害を起こしてしまうんです。




それに、女性ホルモンに慣れていない体に女性ホルモンを投入すると、体がびっくりして体調不良になっちゃうんです。




なので、ゆっくりと慣らしながらの方が良いと思います。




だから、性別適合手術だけでなくホルモン治療も保険適用にしないと意味ないんです。




※今は性別適合手術は保険適用になりましたが、ホルモン治療を自由診療で受けちゃうと、『混合診療』になっちゃって、法律的にNGになっちゃうんです。


なので、ホルモン治療を進めている方は、国内で性別適合手術を受ける場合は結局保険適用外の高額な手術費用になっちゃうんですよね。








話を戻しまして…




では、ある程度ホルモンの変化に体が慣れてきたらタマちゃんとサヨナラしても良いの?という事ですが、性別適合手術の術式によって分かれます。




S字結腸と呼ばれる腸の一部を切り取って、それを材料として膣の内壁にする『S字結腸法』の場合はタマちゃんを取っちゃっても全然問題ありません。




そもそも、相手なんて将来的にもいないし、膣なんて不要だよと言う方も、タマちゃんを取っちゃってもOKです。






でも、私が受けようと思っている術式の『反転法』の場合は、タマちゃんを取るのは考えて下さい。




この反転法という術式、バリエーションがいくつかあるんですが、私の受けたい術式の正式名称は『陰茎陰嚢反転法』といって、タマちゃんを包んでいるお袋さんと棒の皮膚を材料として、膣の内壁を作る術式なんです。






あれ?タマちゃん使わないやん!って思いますよね?




違うんです。




タマちゃんは『重し』なんです。




そう、タマちゃんが無くなっちゃうと袋がどんどん縮んでいくんです。




袋が縮んじゃうと、当然材料が小さくなりますよね?




材料が足りないと、膣の深さが取れないんです。




男性のアレを入れた時、『アレ?亀の頭までしか入らないぞ?』となると悲しいじゃないですか!




好きな人のアレを包み込んであげたいという乙女心を打ち砕くことになりかねません。








では、何故私はタマちゃんとサヨナラしちゃったのか?という事ですが、すごく簡単です。




取っちゃう時の段階で、棒もタマちゃんも萎縮してたんですよね。




女性ホルモンを摂取し続けていると、個人差はありますが、男性器がだんだんと萎縮して小さくなっていくんです。




現在の私のアレはまさにポークビッツw




ただの尿道を保護するためのホースのようなものですw




正直、一刻も早くサヨナラしたいのですが、そんな訳にもいかず…






まぁ、既に材料不足だったんです。




材料が足りない時は別の皮膚を使うのですが、傷の治りが遅くなりますが、仕方ありません。




でも、最初から材料が足りないならもう無くしても良いだろうと思って取っちゃったんです。








取るメリットもあるんですよ?




女性ホルモンの摂取量を減らせるので、体の負担が減るんです。




経口薬の場合は肝臓の負担になるので、量を減らせるだけでも負担軽減になるんですよね。




そんな理由で取っちゃいました♪






そうそう!取ったあと、笑えるくらい清々しい気持ちになりましたね♪








では、取った時のことを少しだけ…




私が取ったのはオサレの街…自由が丘にあるトランスジェンダーさんにとってはそこそこ有名な病院です。




都内だと、他には銀座とか大森海岸駅の方に取ってくれる所があったと思います。






でも、私が自由が丘にした理由は簡単です。




私、痛いのがちょっと苦手…いえ、めっちゃ苦手なんです。




なので、どうせなら全身麻酔(静脈麻酔)の間にサクッと終わらしてもらおうかとw






取るだけなら30分~1時間くらいで終わるんですよ。




しかもタマちゃん摘出手術って日帰りで出来ますw




まぁ、2~3日はシャワーも出来ないですけどね。






意外と簡単でしょ?






全身麻酔じゃない時は笑気麻酔でボーッとしてる時に、タマちゃん周辺に局所麻酔をして手術するみたいなんですけど、やっぱり袋を切ってタマちゃんを出して切るためにちょっと引っ張り出すんですよね。




その時に引っ張られる感覚があるみたいです。




で、手術後は鈍い痛みがあるんですが、痛み止めのお薬飲んでいれば特に痛い事は無かったです。




人によっては2~3日は痛みがあるみたいですね。




その時に受けた説明が『しくしくと痛む』と言われたんですが、未だにどんな痛みなのかよく分からないです。


しくしくってなに?








私の場合は、全身麻酔だったので、めっちゃ楽チンでした。




まずは下を脱いで、タオルで隠します。




その後に手術台に自分で寝ます。




看護師さんが静脈に点滴針をさして、抵抗することが出来ないくらい一瞬で意識が飛びます。




で、気がついたら全て終わってると言う感じ。






その時に私のタマちゃんと感動?のご対面しました。




写真も撮ったんですが、私のタマちゃん達はピンポン玉より小さいくらいでしたね。




見た目は焼く前の砂肝…ですね。




30年以上私と一緒に生きてきたタマちゃんズともこれで永遠にサヨナラかと思うと、少し寂しく…なって無いですねw




ルパン三世が銭形警部に言うみたいに『あ~ばよ!タマちゃ~ん!』って気持ちです。




傷口も、今では言われないと気付かないくらいです。






無くなると少しだけ下の見た目がスッキリしますので、いらないと言う方は取っちゃうのも面白いと思います。




お値段も安いところは10万円くらいからあるんじゃないでしょうか?




多分一般的な金額は15万円くらいで、全身麻酔だと20万円ちょっとですね。




運転免許取る感じでタマちゃん取れます。






あ!もちろんちゃんと後悔しないようにしっかりと考えてからですけどね?








では、今回はこの辺で。


駄文すみませんでした。


あくまでもご参考までに。




では、また機会があったら何か書いてみます。




ご拝読ありがとうございました。

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