学校へ行かない子の育て方
瀬田 乃安
第1話 学校へ行かない選択は正しい
最近は横文字の病気が異様に増えています。昨日までは、その子の性格であった行動が、次の日には障害という病気にされる。それを学校を出た頭が良いと思う人が言うから誰もが受け入れるしかないという悲しい現実があると思います。
そういう状況に至るのは、もちろん、「学校で勉強するからバカになる」からなわけで、それを読んで貰うと納得されるのではないかと思います。
その理屈が仮に理解できたとして、それに立ち向かうには個人は余りにも弱いのではないかと思います。これもまた、学校で「みんな同じ」ということを常識化されたことで、他人とは違う行動を取ることに怖さを感じるからなのです。
なんて言ったて、学校を運営するのは国家という我々を牛耳る巨大な組織であり、しかも、日本教育界最高峰の東大卒業のエリートが作る組織でもあるわけで、その意向に歯向かうことなど普通は出来ないわけです。
でも、「学校で勉強するからバカになる」を読んだ方なら、東大卒業者こそが、バカの中のバカ、KING OF バカであることは分かるだろうと思います。
だからこそ、学校に行かないことは非常に大事であり、非常に能力の高い人間になる環境にいることを冒頭で断言しておきたいと思います。学校というバカを育てる場所で落ちこぼれるというのは、本当は、非常に優秀で未来を期待できる人間であるということなのです。
でも、そういう人は中々そう思うことは出来ないでしょう。そして、KING
OF バカな人たちが社会を指導するから世の中はどんどんおかしくなっていくのです。だから、これ以上酷くならないようにするためにも、本当に優秀な人たちに頑張ってもらいたいと願っているわけで、その思いがこの本を書かせているとも言えるでしょう。
何故、学校へ行くとバカになるのか?
もちろん「学校で勉強するからバカになる」を読んで貰えば簡単に分かることですが、簡単に説明しておこうと思います。
学ぶとはこれまでの知識や情報を真似ること。もっと端的に言えば盗むことではないでしょうか?そうした知識や情報を得ることで、我々は無駄な苦労や失敗をすることなく行動出来る分けで、とても便利で有用なものだと言えるでしょう。
しかし、それがいけないのです。その便利が人をバカにする。便利になると人は考えなくなるのです。だって、下手に考えずとも、既に良質な答えがあり、それを見てやればキチンと出来るから。
そういう環境で、わざわざ自分で考えて行動することはないでしょう。
そして、そうやって便利に学ぶことで楽をするわけで、それを一生懸命やり続けると、その習慣が身に付いてしまうのです。それは、何かを自分で考えて行動するのではなく、常にマニュアルを見て行動する人間を作ってしまう。
かつて、マニュアル人間という言葉が躍った時期があったので、お分かりになると思います。それは、決して賢い人間ではない。だって、マニュアルにないことが出来ないから。
ということで、世の中は無限のマニュアルが作られています。もはや、新たに考えることなどないのではないかと思えるくらいに。しかし、同時にそのマニュアルは機械やコンピュータを生み出すこととなったのです。
そして、今や人間の仕事は機械がやる時代となってきた。それでも、学校教育は続けられ、役に立たない知識と情報を詰め込んでいるわけです。これを愚かとし言わずして何を愚かと言うのでしょう。
恐らく、それに気づく人は少なからずいるのではないかと思います。その代表者が学校へ行かない者であり、或いは仕事をしない者であると私は考えているのです。
私は、我々にとって素敵な未来を作る力を持っているのは、現状にはなじめない人たちであると思っています。だからこそ、そういう人たちに、そういう使命を感じ取って欲しいと思うのです。
周りの人と違う行動に出る自分に自信を持って欲しいと思うのです。何故なら、それは自分で考えて決めたことだから。
自分で考えたことこそが、自分にとっての正解なのです。だから、勉強して他人の正解を真似してはいけない。だって、それは自分の人生を生きるのではなく、他人の人生を生きるのと同じだから。
是非、親御さんは、学校へは行かないという選択を我が子がしたのであれば、褒めてやって頂きたいと思うのです。それは、自分の使命に忠実に生きようとする証だから。
誰かに言われてやるのと、自分自身が決めてやるのとは天と地ほどの差があります。後は、その大きな差を如何に育むかではないかと思うのです。それでは、いよいよその方法について書いていこうと思います。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます