単純な計算と単純な未来
時々、物事をとても単純に考えます。たとえば20年前にこう考えました。
どのような場所でも事故が発生する確率はゼロではない。それは原発でも同じ。いかに確率が低くても原発の数が充分に多ければ事故は起きる。1999年東海村で臨界事故が起きました。
韓国の日本海側には原発がたくさんある。中国は急ピッチで原発を建設中である。日本はすでに国内に複数の原発を保有し、相当年数経過している。
中国と韓国で原発事故があれば偏西風に乗って日本に放射能が降ってきます、毎年黄砂がたくさん降ってくるように。
中国は原発の場所にもよるでしょうが、日本に影響を与える場所にも原発は複数建設されるでしょう。
日本は、中国+韓国+自国内の原発事故リスクを背負っているわけです。ということは近い将来、日本は放射能汚染に見舞われる可能性が高いということになります。
この話を当時知人にすると、なるほどと言いながらも全く信じない人ばかりでした。ある時期を境にして、「次はなにが起きるんですか?」と訊ねる人が増えました。
同じように5年以内に民主主義(今の形の)は世界の主流ではなくなるだろうと考えています。これも単純な計算です。近年、選挙のたびに非民主主義的な政党や政治家が支持を集め、非民主主義的な体制に移行することが増えています。民主主義は選挙によって殺されるというのは定番になったようです。
世界の多くの議会や大統領の任期は5年以下です。ということは5年経つと、世界のほとんどの国で選挙がひととおり行われるわけです。
選挙で非民主主義が勝つ確率が高くなっているなら、5年以内に世界のほとんどの国は非民主主義的な政党が多数派となったり、元首となったりしていることになります。
そのへんのくわしい話はここに書きました https://hbol.jp/190613
当然、企業家もその方向へシフトしています https://hbol.jp/191837
非民主主義国が多数派になると、世界はがらっと様相を変えます。その内容はあらためてここで書くか、小説にすると思いますが、悪いことばかりではないはずです。
私個人としては世界の歴史が大きく変わるのを目にすることができて、わくわくしています。無限の可能性と不可能性の時代になりますね。
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