おはよう
Beep!!Beep!!Beep!!
やかましく鳴る目覚まし時計のボタンを叩き、体を起こす。
高級ベッドでぐっすり眠れたおかげで、体調は万全だ。
着替え、荷物の準備などを済ませ、部屋を出る。
<<よう、キョウ。おはよーさん!>>
同じタイミングで出てきたルイスが声をかけてきた。
「おはよう、サイボーグ・ルイス。前髪がエラー起こしてるぞ」
<<ははっ、どうせヘルメット被るんだからいいのさ>>
今まで冗談を言うことなどほとんどなかったが、
昨日の自己紹介の件でこれからは仲間との距離を縮めていこうと思っていた。
「あ、ルイスさん、キョウさん、おはようございます!」
<<おはよーさん!>>
「おはよう、リョウ」
リョウとも合流し、ロビーへ向かう。
「もう少しじっとしててね…」
「うにああ、耳はくすぐったいよー」
「もうちょっと…よし、おしまいっ」
「アリサ、ありがとね!」
「アリサが寝癖直し持っててよかったわ…」
「サーバル、ライオンのたてがみみたいで面白かった」
ロビーではアリサがサーバルの寝癖を直していた。
<<自分もやってもらおうかな…へぶっ!>>
「ふわふわのかわいいお耳を生やしてから出直しなさいな」
アリサがルイスの前髪に寝癖直しのスプレーを噴きかける。
「みんな、おはよう!」
「おはよう、サーバル」
「おはよ。もう少し早く来ればタテガミサーバル見れたのに。残念」
「ミライさんからカメラを借りておけばよかったわね」
「永久保存しないでー」
「うむ、みんな朝から元気で何よりだな」
「隊長、おはようございます!」
「うむ、みんなおはよう。出発の準備はできているか?」
「ワタシたちは大丈夫だよ!」
「オレ達も問題なし」
「では、我らの船へと向かおうか」
「了解!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます