第4話 あまりにも雑な経過報告
調べるの途中もいいところなんですが、
ちょっとだけ面白いデータが掘れたので、
雑に経過報告しまーーす!!
今回は、
カクヨムコンテスト4中間選考通過作品(長編)
エブリスタ作品ランキング恋愛部門(上位58作品)
を対象に分析しました。
目的は、
エブリスタではどんな小説流行っているのかしらん、
ってことを調べたかったからですね。
結論。
エブリスタの恋愛ものは、オフィスラブが強いっぽいです。
オフィスじゃないかもしれないけれども、
主要登場人物は社会人。
そんな傾向が見えます。
「社長」「部長」みたいな名詞が、エブリスタの恋愛もので特徴的に登場していたことから、それがうかがえます。
まぁ、そこらへんは計量テキスト分析するまでもなく、
ランキング見ればなんとなく察せる方もいらっしゃるでしょう。
こっからが計量テキスト分析の本領発揮でございますよ!!
エブリスタの恋愛もので特徴的に見られた単語を使えば、
恋愛ものを書くのがもっとうまくなるはず!!!
というわけで、特徴語をいくつかピックアップしてみました~~!!
イェ~~~イ!!
あ、イェ~イは別に特徴的に出てなかったです。
私が個人的に気になったのは、ここらへんの単語です。
・会う
・帰る
・頼む
・けれど
・のに
・くれる
・ちゃう
先に触れておいた方がいいのが「ちゃう」ですかね。
関西弁ではなくてですね。
「~しちゃった」みたいな時の「ちゃう」です。
どんなふうに使用されているか確認したのですが、
男女問わず「しちゃった」って言ってました。
女性(主人公とか)の場合「あ~、なんてことを私は……!」って動揺が見えてきそうです。
男性(イケメンの人)が言っている場合、あの人が私に見せてくれた無邪気さ感がありますね。
そういったニュアンスが、読者の心をくすぐるのかもしれません。
あれ? もしかして、心をくすぐられちゃった?
みたいな使い方もできますよね!
「会う」「帰る」は、
単純に主人公の気分を上向きにしたり下向きにしたりするのに手軽な感じがします。
あと「会う」の時には、イケメンの人の思わぬ一面が見れるんですよ、きっと。
そういうイベントがあるって枕詞なんですわ!!
そして私が地味に注目したのが「頼む」ですね。
主人公が、上司から仕事を頼まれちゃったりするんでしょうね。
そういう「いつもならしないこと」が舞い込んでくるわけです。
頼まれちゃって、断れなくて、うーん、どうしよ~~。
そこにイケメンの人、こんにちは!!
これよ!!
イケメンの人からなにかを頼まれて、そのイベントをこなすことでイケメンの人の素顔が見えてきたりするのも良いと思います。
こんな具合に、序盤の物語を魅力的に進行させるのに便利なのが「頼む」ってわけです。
私のこの分析、なかなか良い的を射っていると思いませんか?
ねぇ、誰か褒めてくれません!? 頼みますから~~!!!
文体的にちょっと大事なのが「けれど」「のに」ですね。
エンタメ小説は口語の文章で書いた方が良いらしいです。
「しかし」は文語的なので避けたいところ。
でも「だけど」とかいろいろ選択肢あります。
「でも」もそうですね。(上の文見て思い出した)
だけども、それらよりも「けれど」「のに」を使うことが多かった様子です。
女性主人公を書く際には、ぜひこれらを使ってみてくださいね。
同様に「くれる」も女性主人公で重要な単語なのかもしれません。
なにかをしてくれるっていうのは、当然イケメンの人の行動でもあるんですけど。
他にも、主人公と仲の良い女性(=主人公の味方)も、「くれる」人です。
「くれる」人は良い人です。
それから、
「急な仕事なんだけど、してくれないかなぁ?」
みたいな感じで、主人公が依頼されるパターンもあります。
そういう意味では主人公も「くれる」人なので、良い人なんですね。
ところで、
これらの特徴は、カクヨムの恋愛ものでは見られませんでした。
カクヨムでは、オフィスラブ系ばかりじゃないよ!ってことかもしれないですね。
「しれないですね」じゃなくて、データ収集してるんだから自分で調べろやボケ!
って思った方、おっしゃる通りでございます!!
タイトルをざっと見てみますと、
ファンタジーっぽい感じの作品が多いですね~~。
乙女ゲーム系で悪役令嬢ものもちらほらありますけど、
それだけじゃなくて異世界ファンタジーもいくつか見られます。
それらファンタジー要素の薄い作品は、やっぱり主人公は成人済みって感じです。
ただ成人って言っても、大学生も2作品ぐらい含まれます。(精査したらもっとあるかも?)
私の得意な、中高生ものは……。
残念ながら……ぐふぅ。
いったい私の小説は、どこのサイトに投稿するのが一番良いんでしょうか……?
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