第18話 秘密
「博士、今日で六日間連続で徹夜じゃないですか。そろそろ休んだ方が」
「いや! インスピレーションが溢れるうちは寝ない! お気遣い感謝する!」
助手君に言われるまで、私が寝ていないことなど意識していなかった。何せ現在私は、世界を驚嘆させる大発明をこの手で作り上げているのだから!
「博士、そもそも何を開発されているのですか?」
「それは例え助手君だろうと口外出来ない! 企業秘密だ!」
そう、私の発明は現状、どこにも発表することが出来ない秘密の発明だ! だが私には実績がある、この発明が完成すれば私の地位は確たるものになる。
「体は壊さないでくださいね。一時間後に晩御飯持ってきますから」
私が発明した助手ロボット君が退室する。彼女が被造物だというのも秘密だよ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます