第22話 刀
我が家の和室にはある歴史的遺物があります。いわゆる〈家宝〉といわれているものです。長方形のガラスケースの中にしまわれた家宝はいつ使うのか、私が知ることはないのでしょうが、家にとって大切な者だということは理解しています。
——ですが私の安寧は突然破られました。いつも通り息子の相手をしていると、急に家の庭が爆炎と共に吹き飛ばされたのです。私は咄嗟に息子を庇いましたが、その時にガラス片が背中に刺さりました。そんな怪我はさておき息子さんを安全な裏通路に非難させると、私は次に〈家宝〉のある和室へ向かいました。
幸い家宝は無事だったので、ケースを開け家宝を抱えたとき、背後から声が
『目標、〈人類史〉ニ於ケル武器及ビ兵器ノ存在ヲ確認。回収ヲ実行スル』
間一髪デ追手ノ攻撃ヲ
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