第11話 最高の友
俺には、親友といっても過言でないほどの友達がいる。
「うしっ、終わり! 後は土とか落葉被せれば、バレないだろ……」
目の前の竜也が言う。俺が痴情の縺れで彼女を殺したのに、竜也は何も問わず、死体の隠蔽に協力してくれた。「よし、コンビニ行くか!」竜也は一仕事終えた作業員のように、晴れやかな声で誘ってくれた。竜也、お前は最高の友達だよ。
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