第26話 ユナイテッド・ステイツ・オブ・イカ
遠い遠い昔、東の海の中の大きな島で、エビたちが平和に暮らしていました。エビたちは白いロブスターがいつか降臨し、私たちを救ってくれると信じてました。
ある日、エビたちは東の海の向こうに、白い影がやってくるのを発見しました。エビたちは、あれこそ救い主様だと思い、その白い影を心を込めてもてなしましたが、実はこの白い影は、この島を侵略しに来た、巨大イカだったのです。
イカは島民たちの勘違いを利用し、財宝や食料、労働力を牛耳りました。やがてイカは島をほぼ制圧すると、イカは仲間のイカたちを呼び出しました。こうして島はあっという間に、イカに支配されてしまい、エビは殆ど殺されてしまいました。
その後、今度はイカ同士が二つの派閥に分かれ、戦争を始めてしまいました。結局、戦争は自由派のイカ群が勝ち、現在の「USI」が誕生したのです。
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